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なんでもできる人の特徴は? 悩みはないの? なんでもできる人になる方法も解説

ラブホの上野さん

仕事でもプライベートでもなんでもできる人には、つい嫉妬や羨ましさを感じてしまうもの。しかし、なんでもできる人は悩みや欠点がない天才とは限りません。では、実際どのような特徴があるのでしょうか? コラムニスト・ラブホの上野さんが解説します。

学校を卒業して社会人になると、誰でも一度は自分の無能さに絶望することでしょう。

仕事をしても失敗ばかり。また社会人になり、さまざまな手続きを自分でしていく中で自分が「何もできない」ということを痛感してしまう瞬間もあるでしょう。

住民票の取り方もわからない。

ネットの契約の仕方もわからない。

エクセルの使い方もわからない。

しかしそんな皆様を嘲笑うかのように、世の中には「なんでも卒なくこなす人」が存在するのも間違いありません。

おそらく多くの場合は、自分の会社の先輩でしょう。仕事を卒なくこなし、何を聞いても的確に答えてくれる。

仕事だけでなく、恋愛やプライベートなども充実している先輩を見ていると、自分も先輩のような「なんでもできる人」になりたいと思うのは当然のことでしょう。

それではそんな「なんでもできる人」になるために一体どうすれば良いのでしょうか?

「なんでもできる人」とは?

そもそも、なんでもできる人とは、どんな人なのでしょうか。

「なんでもできる」の意味と言い換え

「なんでもできる」と聞いて、皆さまはどんな様子を思い浮かべるでしょうか。

言い換えれば、「完全無欠」「完璧」「マルチ人間」「オールラウンダー」などの表現をイメージする人が多いでしょう。

つまり、平野歩夢選手のようにスポーツの才があり、藤井聡太五冠のように才知に優れ、藤井風のような音楽の感性を持ち、バカリズムのようにさらっとウィットに富んだことも言えて……と、言い出したらキリがないのでここでストップしますが、本来は“ありとあらゆる方面の明るい人”のことを指す言葉なのでしょう。

そうです、あなたが今思った通りです。果たして、「そんな人がいるのか」という疑問が生まれますよね。

本当の意味で「なんでもできる人」とは?

ある人物を例に、「なんでもできること」の視点を少し変えていきましょう。

ロイド・ジョージがある意味「なんでもできた」裏側

イギリスの政治家であるロイド・ジョージは「なんにもできない人」として有名でした。

彼が首相であったときの政務次官であったハドソン・ケアリーは「さまざまな問題についてなんの知識も持ち合わせていなかった」と言っておりますし、経済学者であるジョン・メイナード・ケインズは「彼は空虚であり内容がない」とまで言っているのです。

しかし、この2人は彼のことをこのように評価した上で、同じような言葉を続けました。

「だけど彼は、優秀な人を集めて問題を解決することはできた」と。

ロイド・ジョージは、第一次世界大戦中のイギリスで首相になった政治家で御座います。当時のヨーロッパ情勢はあまりにも繊細かつ複雑で、非常に難しい問題を抱えていたといえるでしょう。

そんな中でイギリスの首相になったロイド・ジョージは、非常に巧みな手腕でイギリスを第一次大戦の勝者へ導いたのは間違いありません。

しかし先ほどの2人の言葉もあるように、彼は決して万事に明るい人物では御座いませんでした。

彼は軍事に明るいわけでもなければ、経済政策で優秀だった訳でも御座いません。そんな彼が複雑な西欧情勢の中で正しい判断を下せたのは、彼が優秀な人を使う天才であったからでしょう。

「なんでもできる人」の新定義

「なんでもできる人」に憧れてしまう方は、自分の力で全ての問題を解決する天才のような人物になろうとしてしまいます。

しかしどれほど有能であったとしても、人間ひとりにできることなど、たかが知れています。

世界一足の速いボルトは私よりもコンドームの袋詰めが遅いでしょうし、天才的なアーティストである米津玄師さんは私よりもベッドメイクが遅いでしょう。

ですので、本当の意味で「なんでもできる人」というのは万事に精通した超人ではなく、「できないことを人に頼むことができる人間」でしょう。

真の「なんでもできる人」の特徴

「なんでもできる人」とは「できないことがある人」であり、それを「他人にしてもらうことができる人」だと説明しました。

本当の意味で「なんでもできる人」には、どんな共通点があるのか、具体的な特徴も押さえておきましょう。

(1)自分が天才でないことを知っている

「なんでもできる人」は、自分の非力さを知っています。自分が天才でないことを知る、まずはここからでしょう。

私たちは、小さい頃抱いていた万能感は偽りだったと悟りながら、大人になっていきます。そして、「なんでもできる人」はそれに気づくのが早いのです。

人はプライドがあるため、どこかで「自分は天才である」と信じている節があります。そんな不要なプライドをいち早く捨てられた人こそ、「なんでもできる人」だと解釈できるでしょう。

参考記事はこちら▼

天才とはどんな人か、特徴を分析します。

(2)自分の欠点を明確に言える

そして、自分の欠点を明確に把握しています。いくら天才でないことに気づけても、自分に足りない部分が分からない人は、誰かを上手に頼ることはできません。

あなたは、自分の欠点を即座に挙げられるでしょうか。簡単なことでもいいのです。

・計算が苦手
・語彙力がない
・流行に疎い

など、欠点が明確になれば、誰に、何を頼ればいいのかを適格に判断できるようになります。

(3)人を頼れる性格

人を頼れる性格とは、大きく分けて2つの要素があります。

1つは、頼るための愛嬌があること。どうしたら相手が助けてくれるか、快く引き受けてくれるか、を熟知しているのです。

2つ目は、頼ることに抵抗がないこと。少しの図々しさがあることです。

繊細であればあるほど、人を頼ることを躊躇してしまう人はいます。「相手にどう思われるか」が気になってしまう人ほど、この傾向が強いでしょう。

また、完璧主義な性格も、人を頼るのは苦手。「自分でやった方がいい」と思ってしまうタイプがこれです。

図太く、細かい部分は気にしない性格ということですね。

参考記事はこちら▼

人を頼ることが得意な「甘え上手」の特徴を、心理カウンセラーが解説します。

(4)器用に生きるタイプ

「なんでもできる人」とは、まとめてしまえば「器用な人」で御座います。

ここで言う器用さとは、生き方の話。

お調子者とでも言いましょうか。程よく不真面目で、愛嬌があり、手を抜くべきポイントを知っている。こんな具合でしょうか。器用貧乏にならない器用さ、というわけです。

器用に生きるタイプこそ、「なんでもできる」のです。

参考記事はこちら▼

あなたの「器用な人度」を診断でチェックします。

【なんでもできる人度診断】あなたは当てはまる?

最後に、あなたや周囲の「なんでもできる人度」をチェックする診断を紹介します。

どれくらい器用なタイプなのか、客観的に調べてみるのもいいでしょう。

参考記事はこちら▼

「なんでもできる度」を診断でチェックします。

▶次のページでは、なんでもできる人が抱える悩みについて解説します。

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