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神経質な人の特徴とは? 原因と悩まないためのコツ4つ

笹氣健治(心理カウンセラー)

神経質な性格に悩んだ時の対処法・直し方

次に、神経質な性格で悩んでいる人のために、どうすれば悩みを解消できるかについて触れたいと思います。

当然ながら、神経質な性格が変われば悩みはなくなります。ところが、人の性格を変えるのはとても難しいことです。変えようと思って簡単に変えられるなら、そんなに悩むことにはなっていないでしょう。

では、どうすればいいかというと、自分が神経質な性格であることを気にしなくなればいいのです。自分の性格を変えるのではなく、考え方を変えようということです。

具体的には、次のように考えてみることをおすすめします。

(1)神経質にも良いところがあると知る

神経質な性格になったのは、自分なりに必要だったからです。身の回りをきれいに保つことで気持ちよく過ごせますし、きっちり行動することでトラブルの芽を摘むこともできます。いい加減で雑な性格よりも、神経質な性格はずっと良いことがあるのです。

「神経質な性格は悪い」という固定観念は捨てて、「神経質な性格にも良いところはいっぱいある」という側面をもっと注目するようにしましょう。

(2)「自分が選択している」という意識を持つ

「自分は神経質な性格だから、つい細かいところまで気にしてしまう」と考えるのではなく、「自分が細かいところまで気にするようにしている」と考えるようにしてみてください。

神経質な行為はあくまでも自分の意志で選択しているものだという認識を常に持つことで、自分の行為に自信と責任がわいてきて、悩みも軽くなるはずです。

(3)きちんとやらなくてもなんとかなる精神

神経質な性格の人は、「もしきちんとやらなければ、とんでもないことになる」と無意識で思っています。このように漠然とした不安があるために、つい細かいところまでこだわってしまうのですが、現実は、常にきちんとやらなくてもそれほど大きな問題は生じないものです。

特に時間に余裕がないときなどは、「きちんとやらなくても、なんとかなるものだ」と繰り返し言い聞かせながら、多少は手を抜くことを自分に許してみてはいかがでしょうか。

(4)他人に強要しない

神経質な性格の人がウザいと思われるのは、自分のこだわりを他人に強要するときです。

例えば、職場で自分のデスクを常に整理整頓している人を見ても、周りは特になんとも思いません。「もっとちゃんと整理整頓しなさい」と口うるさく言われるのが嫌なのです。

「他人は他人。私には関係ない」と割り切って他人に介入しないようにしていれば、「神経質な人だ」と悪意を持って言われることもなくなって、自分が神経質であることも気にならなくなるはずです。

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