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未婚率の高い職業と低い職業。生涯結婚できないのは?

#知らないと困る結婚の数字

荒川和久

選んだ職業によって「結婚チャンス」が変わる

さまざまな角度から検証してきましたが、未婚率既婚率の高い職業はわかるものの、この職業に就けば婚活に有利、というものはデータからは見つかりませんでした。

最後に、生涯未婚になる職業の男女の差分を比較してグラフ化したこちらをご覧ください。

生涯未婚になる職業の男女の差分を比較してグラフ化

こうして見ると、男女できれいに分かれています。男性の未婚が多い職業は、いわゆる「ガテン系」「肉体労働系」に集中し、資格や専門知識をもって活躍する女性の未婚とは大きく違います。

このように、未婚の多い男女の職業が、それぞれまったく接点のない業種であることも、男女がマッチングされない(出会いがない)要因でもあるのでしょう。

「低収入な男性」と「高収入な女性」は生涯未婚が高いといわれているのは、単に収入の多寡の問題だけではなく、選んだ職業によって「結婚チャンス」が変わるということです。

前回の記事「結婚できない人の増加は「自由な結婚」時代だから」でも紹介した通り、職場結婚比率は減少傾向にあるとはいえ、全体婚姻数の3割は職場での出会いですから。

自分の職業の未婚率や男女差を把握し、結婚願望があるのであれば、早めに婚活やひいては転職を視野に入れてみるのもいいかもしれません。

(荒川和久)

※写真はイメージです

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※この記事は2019年11月08日に公開されたものです

荒川和久 (独身研究家・コラムニスト)

独身研究家/コラムニスト。ソロ社会論および非婚化する独身生活者研究の第一人者として、テレビ・ラジオ・新聞・雑誌・Webメディアなどに多数出演。

韓国、台湾なども翻訳本が出版されるなど、海外からも注目を集めている。

著書に『結婚しない男たち』(ディスカヴァー携書)、『超ソロ社会』(PHP新書)、『ソロエコノミーの襲来』(ワニブックスPLUS新書)、『結婚滅亡』(あさ出版)など。

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