私たちを悩ます「生きるのがめんどくさい」の正体と対処法
「めんどくさい」をなくす方法は?
いかに人間がめんどくさいという気持ちに支配されてしまう生物なのか痛感したところで、めげずに、その「めんどくさい」を撃破する方法を解説します。
(1)人は行動するからやる気がでる
すごく重要なことです。
よく「やる気がでないから行動できない」と口にする人がいます。
しかし実は逆なのです。私たちは「行動するからやる気がでる」のです。少しでもアクションをはじめることで、やる気はどこかからやってきます。
やらなければと考えるだけで行動はできるようになりません。行動を呼びおこすのは、ほんの少しの行動なのです。
いったん手をつけること。迷ったら思いだしてください。
(2)仕事をいくつかに分ける
地味に有効なテクニック。
上にも書きましたが、私たちは作業が大量にあると、一気にめんどくささを感じます。だからこそ「少なく感じる」ように工夫するのです。
困難は分割せよ、という言葉があります。まさに同じことです。大量のタスクを「毎日30分だけやろう」「今日はここまで」というふうに区切ってみせるのです。とたんに気が楽になるのを感じるでしょう。
正体不明の敵だった作業が、ぐんと簡単に見えるはずですよ。
(3)毎日を充実させる
そもそも生きてることが、めんどくさいわけです。
自分のペースだけでは生きられないし、何かと負担はかかるし。そしてゴロゴロしてると、ますますすべてをめんどくさく感じてくる……。
そんな心の状態を抜けだすコツは「自分を暇にしないこと」です。毎日のスケジュールを楽しいことや、やりがいのあることで埋めましょう。
充実はめんどくささを吹き飛ばしますよ。
(4)スマホの電源を切る
楽な逃げ道をなくしましょう。
現代の「なんとなくの逃げ道」の堂々第一位はスマホです。その画面の奥には、あらゆるフワッとした暇つぶしが待ちかまえています。それが、やるべきことを後回しにして、どんどんめんどくささを増大させます。
切りましょう。とにかく電源を切るのです。
あ、その前に、このコラムだけは最後まで読んでください。
(5)そんなこと考えない
私事で恐縮ですが、私が「めんどくさい」という気持ちに押しつぶされそうになったときに最後にたどりつくメンタルがこれです。
「うん。やるか、やらないかだ。めんどいとか、そういうのじゃないんだ」
と、あきらめたように作業にとりかかるのです。謎のハードボイルド精神です。
しかし、そこそこ理にかなっているとは思うのです。悩んだところで作業が減るわけではありません。行動することでしか「めんどくさいもの」はなくなりません。
だったら、やるしかないんじゃないでしょうか?