お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

私たちを悩ます「生きるのがめんどくさい」の正体と対処法

浅田悠介(浅田さん@令和の魔法使い)

人間が「めんどくさい」と感じる理由は?

ここで「めんどくさい」と感じるシチュエーションを考えてみます。それぞれの心理状態と理由を解説します。貴女はどのパターンでしょう。

(1)やらなくてはいけないのを痛感しているから

リアルなところですよね。

やらなくてはいけないのはわかってるのに、それができない。考えるほどめんどくさくなる。その状況が嫌になる。自己嫌悪したりする。

さらっと行動できるときは、さほど意識にものぼらず行動できているものです。逆に、その重要性を痛感しているときほど、かえって腰が重くなるというわけです。

なぜか、やらなくちゃいけないことほど、めんどくさいんですよね。

(2)やらされているから

大抵の作業がこれにあたるかもしれません。

毎日のオフィスワークもですし、毎月送られてくる水道代の請求書をコンビニに払いに行くのだってそうです。とにかくめんどくさい。それを口座振替に切り替える手続きをするのだってめんどくさい。

しかし、これが好きなことや趣味ならば違うはずです。

好きなアーティストのライブに行ったり、仲良しの友達と居酒屋に行ったりするのを「めんどくさい」と感じることはないでしょう。

他人にやらされている作業ではないからです。自分が楽しむために、自分で行動しているからです。自ら行動するときは「めんどくさい」と感じにくいわけですね。

(3)やるべきことが大量にあるから

作業量も関係してきます。

やるべきことが少しならば「ま、いいか……」で済むにしても。それが大量にあると戦意喪失します。手がけるのを想像するだけで気が遠くなります。逃げたくなります。

夏休みの宿題といえば、みなさんもイメージしやすいかと思います。あの想像するだけでも大量な──でもやらないといけない感じ──というわけです。

(4)体や心が疲れているから

これも顕著です。

体や心が疲れているときは、めんどくささを感じやすくなります。シンプルに「動きたくない」と脳が命令しているから。いまは休んでくれといってるわけですね。

とはいえ、それで休めないのも現代人のつらいところ。レッドブルを飲んで、やらなきゃいけない仕事がある──そんなときにめんどくささがドッと押し寄せます。

書いてて悲しくなりますね。うん。いつか安らげる日がほしいものですよね。

(5)ほかに楽な道があるから

人間は、案外、腹をくくれば行動できるものです。なんだかんだ「本当に行動するしか道がない」という状況ならアクションできます。

火事場の馬鹿力みたいなものです。大事な試験前夜に、東大にストレート合格できるんじゃないかくらいの集中力で勉強できた過去はありませんでしょうか。

しかし逆にいえば、試験日まではだらけてしまったわけです。

というのも「サボるという楽な逃げ道」があったからです。どう考えても、勉強するよりスマホを触ったり、友達とファミレスのドリンクバーでだべったりするほうが楽しいですから。

ほかに楽な道があるとき、私たちは、めんどくささを感じるのです。とりあえず楽なほうにいきたいから。あとで死ぬくらいの思いをするとわかっていても。

参考記事はこちら▼

何をするにも面倒に感じて、すぐに動きたくない。できることなら何もせず、ごろごろして過ごしたい。そんなめんどくさり屋の特徴に当てはまっていないか診断します。

次ページ:「めんどくさい」をなくす方法は?

SHARE