お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

離婚して「後悔する人」と「しない人」の差

堀井亜生(弁護士)

離婚を後悔する人の特徴

これに当てはまれば必ず後悔することになるというわけではありませんが、自分もそうかも? と思う人は、一度離婚について冷静に考えてみるのがおすすめです。

(1)勢いだけで離婚するタイプ

夫と大げんかをして、「もう我慢できない」と勢いで離婚を決意してしまう人は要注意です。

一度はきちんと話し合って結婚生活を続ける方法を模索しておかないと、離婚する必要はなかったのでは? もっといいやり方があったのでは? という後悔がどうしてもわいてきます。

(2)実利よりも感情を優先させるタイプ

「苦労するのはわかっているけれど、私は離婚したい」とひたすら自分の意志を貫いたものの、いざ離婚すると「こんなに苦労するとは思っていなかった」と後悔する人がいます。

離婚すると具体的に何がどう困るのか、自分はそれを我慢できるのか、一度感情を抑えて実利の面で考えてみることも大事です。

(3)経済的な見通しを立てないタイプ

人生を通して経済的な見通しを立てることをあまりしないタイプの人は、離婚するときにも経済的な見通しを立てないまま離婚してしまいます。

これは結婚するときも同じで、相手がどれだけ裕福だったとしても、「結婚」イコール「一生安泰」というわけではありません。

離婚するかもしれませんし、相手がいきなり病気になるかもしれません。

「この先何かあっても自分ひとりでやっていけるのか」をあらかじめ考えるようにしましょう。

次ページ:離婚を後悔しない人の特徴

SHARE