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離婚して「後悔する人」と「しない人」の差

堀井亜生(弁護士)

結局、離婚して後悔する人としない人の差って何?

ずばり、「自分が選ばなかった選択肢をきっぱり諦められる人かどうか」です。

経済的な自立や育児を支えてくれる家族の存在はもちろん重要ですが、それらがあれば絶対後悔しない、なければ絶対後悔するというものではありません。

たとえば、レストランで食事をするとき、何を注文するか迷って、いざ料理が来たあとも自分が頼まなかった料理のほうがよかったように見えて仕方ないという人がいます。

自分の選択にいつも自信がなく、自分が選ばなかった選択肢のほうがよかったのではないかといつまでも気にしてしまう性格といえるでしょう。

離婚のあとには必ず苦労がついてきます。

その苦労に直面したときに「離婚しないほうがよかったのかも」と思ってしまうと、その苦労をさらに負担に感じてしまうようになります。

反対に、離婚したことで生活が苦しくなったり寂しい思いをしたりしても、「自分で決めたことだから」と思える人は、後悔せずに幸せに暮らすことができます。

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