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元カノに連絡してしまうことはある? #恋の答案用紙

神崎桃子(恋愛事情専門家・恋愛コラムニスト)

女性が気になる恋愛のアレコレを、男性たちに2択アンケート調査。結果をもとに、恋愛コラムニストの神崎桃子さんが男心を分析します。今回は「元カノ」にまつわるアンケート。

元カノに連絡してしまうことはある?

「なんで今ごろ?」
「私たちって、別れたんだよね?」

元カレから突然の連絡があったら、あなたはどうする?

このご時世は非常に便利なもので、相手の連絡先を着信拒否しても、SNSを使ってコンタクトを取られることもある。足跡をつけられたり、いいねをされたり、メッセージを入れられたり……。

自分にはもう恋愛感情なんてこれっぽっちも残っていないのに、元カレがまた自分の前にチラつくとなれば、なんとな~く心はザワザワしちゃったりして。

今回は「元カノ」に関する男性の本音に迫ってみたよ!

Q.別れた元カノに連絡してしまうことはある?

ある:25.2%
ない:74.8%
※有効回答数163件

いたいた、「元カノに連絡してしまう男性たち」が……(笑)。

だけど、元カノに連絡してしまう男性にも、逆に連絡しない男性にも、それなりの理由があるはず。具体的にどう思っているのか深掘りしてみよう。

「元カノに連絡してしまうことがある」派

友人として連絡するだけ

・「今でも友人として仲のいい元カノには、普通に連絡を取り合うから」(35歳/マスコミ・広告/クリエイティブ職)

・「共通の話題があるなら、友だちとしての付き合いをしたいから」(26歳/情報・IT/その他)

男と女の決定的なちがい。女なら、「友人として連絡するだけ」なんて口実をつけて元カレに連絡なんてしないもの。話を聞いてほしいだけなら女友だちがいるもん。元カレと友だちにならなきゃいけないくらい女友だちが少なければ話は別だけど、「みずから進んで元カレと友だちになりたい」とか、女にはナイナイナイ。

もし女のほうから連絡しちゃうとしたら、それは「本当に別れる必要があったのか?」「あのときの自分はあれでよかったのか?」と深く後悔したとき。……それか、占い師さんに「その彼こそ運命の相手!」と言われちゃったとかじゃない?(笑)

だけど、男同士だと案外話せないことって多いのよ。愚痴や弱音なんて吐けないよね。あなたの別れた彼が、誰かに悩みを聞いてほしくて「あのさ、ちょっと相談したいことがあるんだよね」とか「なんでも話せるのはやっぱお前だけ」なんて言ってくるかもよ~。

実は、未練や下心が……

・「新しい恋がはじまるまでは、未練を断ち切れないから」(36歳/情報・IT/技術職)

・「久々に会いたくなって、下心だけで連絡しちゃう」(27歳/運輸・倉庫/その他)

キタキタキタキターーー! 「今さら元カノに連絡」なんて、相場が決まってる。それは「あわよくば昔のよしみでワンチャンないかな~」という男の下心……。

新しい恋人がいなければ、男性だって人肌恋しくなるもの。“慰めてほしいときの元カノ頼み”ってわけだ。以前はお互いにわかり合えていた間柄。自分のツボをおさえているという点から、安心感もアリってことで。

こういう男性が、ひとりで飲んでいるときに寂しくなって、酔った勢いで連絡しちゃうんでしょうな。慣れ親しんだ元カノに……(笑)。

「元カノに連絡してしまうことはない」派

連絡を絶つことが「ケジメ」

・「元カノなので。話すことがないのはもちろんだが、自分にとっても相手にとっても、ある種のケジメだと思う」(23歳/機械・精密機器/技術職)

・「個人的には、終わった恋はさっぱりというタイプ。それがケジメだとも思うから」(39歳/情報・IT/その他)

実は「男は未練がましく、女は薄情」なんて言うよね。「女々しい」という言葉も男のためにある言葉だし……。“男らしい女”はいても、“女々しい女”とは言わないからね(笑)。

だからこそ、きっぱりケジメをつけるのは男の美学。神崎桃子が思うに「去る者は追わず、来る者は拒まず」精神は立派な恋愛哲学だな~。「自分のもとから去りたい人は無理に引き止めない」……ずっと悔しがったり嘆いたりしている時間などもったいないもの。「新たに自分のもとへ来る人」との未来を考えるべし。

元カノの新しい恋を応援したい

・「相手につらい思いをさせたくないし、逆の立場なら自分が嫌だから。自分のことは忘れて幸せになってほしい」(36歳/学校・教育関連/その他)

・「相手が新しい恋をはじめているかもしれないので、邪魔したくない」(36歳/自動車関連/その他)

「新しい恋をはじめているかも」「俺は邪魔でしょ」という男性たちは、女の本質をよくご存知で……(笑)。

女は、次の恋がやってくれば過去の恋なんてどうでもいいことに早変わり。昔はいくら「好き」だの「愛してる」だの言っていても、きちんと別れを受け入れると、途端に「なんであんな人が好きだったんだろう」「よくよく考えてみれば、なんであんな子どもじみた男と?」なんて、同じ口で言えちゃう生き物なんです(笑)。

「男はいつまでも永遠の少年」だけど、恋は女を大人にするの。ある意味、女性はひとつの恋が終わると“進化するもの”といえるでしょう。過去の男の記録なんて、新しい男で上書きされちゃう。一番上の新しい恋のことで頭がいっぱい。「上書き消去した男」を引っぱり出す必要がない。だから、元カレになんて心配してもらわなくったって大丈夫だよね。

恋の教訓:男が元カノにちょっかいを出すのは、甘えたいから!

人間とは弱い生き物。寂しさに襲われたとき、落ち込んだとき、誰かと話したいとき、温もりがほしいとき、自分を一番わかってくれそうな相手を探してしまうもの。

そこで格好の餌食となるのが元カノ!(笑)

女からするとムカつく話だけど、自分を知っている元カノなら気をつかう必要もないし、愚痴や本音をぶつけても慰めてくれるだろうと踏んでいる。「俺を愛してくれたあの彼女なら、自分を受け入れてくれるはず」という期待から連絡してしまうの。

「○○くん、何年ぶり? ま、食事くらいならいいかな」なんて気軽に誘いを受けてしまえば、彼らがしかけた罠にまんまと飛び込むようなもの。きっと仕事や恋愛、または結婚生活がうまくいってないから、元カノに甘えたいだけなの。

逆にあなたのほうが元カレに甘えたいとかならともかく(笑)、今の状況に満足していない寂しい元カレの相手をしても、あまり得にはならないと思うよ。

あなたが、元カレからのちょっかいの餌食になりませんように。

(文:神崎桃子、イラスト:タテノカズヒロ、構成:マイナビウーマン編集部)

※マイナビウーマン調べ
調査日時:2018年9月25日~9月27日
調査人数:163人(22~39歳の働く男性)

※この記事は2018年11月07日に公開されたものです

神崎桃子(恋愛事情専門家・恋愛コラムニスト) (恋愛事情専門家・恋愛コラムニスト)

「恋が続かない」「出会いがあってもいい人止まり」「結婚にたどりつけない」「男(女)に逃げられてしまう」「復縁したい」「絶賛不倫中」「婚外恋愛したい」「結婚生活がうまくいかない」など、男女問わず"恋愛初心者から上級者まで"あらゆるカテゴリの恋愛にフォーカスできる恋愛専門家。

これまで大手ポータルサイトに数々の連載コラムを寄稿、自ら経験して得た"恋の教訓"を各メディアから幅広い年代の読者に伝授してきた。

男女の思考回路の違いや男心女心を追求した記事は定評があり男性読者も多い。

著書には「なぜ女はこんなことで怒るのか ~不機嫌な彼女をなだめる10の掟~」(impress QuickBooks)、「恋愛サファリパーク~必要なのは女子力よりサバイバル力!」(すばる舎)、などがある。

恋愛映画のコメンテーター、ライター養成、文章セミナー、恋愛セミナーの講師としても活動中。"草食男子仕置人"としてダメンズたちに積極的に関わり、恋愛アドバイス等も行っている。

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