「LINEの駆け引き」は本当に効くの? #恋の答案用紙
女性が気になる恋愛のアレコレを、男性たちに2択アンケート調査。結果をもとに、恋愛コラムニストの神崎桃子さんが男心を分析します。今回は「LINEの駆け引き」にまつわるアンケート。
LINEで駆け引きしてくる女性、アリ? ナシ?
LINEの既読や返信のタイミングは、自分でコントロールできるもの。
そのときの話の流れや雰囲気によって“あえて”返信を遅らせたり、既読スルーしたり、スタンプだけ送ったり……なんてことが可能。そこで相手は「え、これってどういうこと?」「意図は何?」と、あれこれ張り巡らせたりする。
そう、今やLINEは「恋の駆け引きツール」になりうるもの。SNSやLINEを利用した恋の駆け引きなんぞ考えたことのないアナログ女・神崎桃子からすると、「恋愛にはLINEが必須」世代には同情すら覚えますが……(笑)。今回は男性陣にこんなことを聞いてみました!
Q. LINEで駆け引きしてくる女性、アリ? ナシ?(例:わざと遅れて返信する、など)
アリ:31.3%
ナシ:68.7%
※有効回答数163件
「恋愛すら面倒くさいのに、LINEで駆け引きをされるなんてもってのほか!」と思う男性は少なくないようです。LINEの駆け引きに関する本音をさらに見てみましょう。
「LINEで駆け引きしてくる女性はアリ」派
ドキドキして楽しい
・「マンネリを防ぐという意味でも、刺激を与えるという意味でも、たまにはそういった意地悪な面を見せてくれたほうがいい気がする」(23歳/機械・精密機器/技術職)
・「その駆け引きでドキドキしたい」(27歳/小売店/販売職・サービス系)
「LINEの駆け引きはアリ」と思っている男性は、「刺激がほしい」という期待から。たまには女性の意地悪な面も見てみたいのは、“ツンデレ”が好きな証拠ともいえるでしょう。
男性は「かまってほしいけど、ウザいのは嫌い」というあまのじゃくな生き物。女性からハートマークつきの思わせぶりなLINEがくれば「もしかして俺のこと……」とドキドキ。それなのにその後の彼女はそっけない……となれば、気になって仕方ないのです。
そうなったら、あなたは彼を手に入れたも同然! 「本当は自分のことをどう思っているのかな」とヤキモキするのが恋のはじまりなんだもの!!
お互いの距離が縮まりそう
・「そのやり取りそのものが楽しめて、彼女との距離を縮めるきっかけになるから」(36歳/学校・教育関連/その他)
・「鈍感な僕でも、少しは気がつけるきっかけになるかもしれないから」(33歳/その他/その他)
探りを入れることから2人の距離は縮まります。その「やり取りが楽しい」と思えるか否かが運命の分かれ道。いくらLINEやメールを送るのが苦手な男性でも、「あなたのことをもっと知りたい」となれば、少しでも「ラリーしたい」「長引かせたい」と思うもの。
ただし、LINEを使って自分の情報をなんでもかんでもさらけ出してしまうのは、賢い女のやり方ではありません。核心には触れず、おいしいところはお楽しみに残しておくべき! 男性をすぐに満腹にさせる必要はないのです。「それは今度会ったときね」と約束を取りつけちゃいましょう。
「LINEで駆け引きしてくる女性はナシ」派
面倒くさい、腹が立つ
・「試されている感じがして疲れるし、面倒くさい」(33歳/小売店/販売職・サービス系)
・「連絡するなら早いほうがいい。焦らされるのは腹が立つ」(24歳/医療・福祉/専門職)
女の致命的なミスは、「返信を遅らせることが恋愛テク」だと勘違いしていること。恋愛指南書を鵜呑みにして「男の誘いをはぐらかす」とか「返信はすぐにしない」とか「自分からLINEしない」とか、信じちゃダメ!
忙しい仕事を抱えながら、ほかにもやるべきことがたくさんある男性に、そんな駆け引きをしかけるなんて喧嘩を売っているも同然。もったいぶって焦らしても、彼らが喰いついてくるなんてことはない。
ハッキリ言って、その駆け引きが通用するのは、彼がはじめからめっちゃめちゃあなたに惚れ込んでいるときだけ!! そうじゃないなら、あなたがわざと既読スルーしても向こうから追ってくることはないでしょう。ヘタレずに攻めてくる肉食系男子なんて、もはや絶滅危惧種なんだから!
ストレートにやり取りしてほしい
・「恋愛に駆け引きはいらないと思う。正直な気持ちこそ愛だと感じる」(35歳/医薬品・化粧品/技術職)
・「駆け引きする女は、二股や三股している可能性もありそう。付き合うならストレートでいてほしい」(26歳/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)
浅はかな恋の駆け引きは、あなたの信用を失います。だいたい“ほかの女もやっているような簡単なLINEの駆け引き”なんて使っていては、男にバレバレでしょうよ!
そんなん、秘策じゃなく愚策!! 男性だってバカじゃない! 「この女、俺だけじゃなくて、どうせほかの男にもやってんだろ」と、逆に彼を怒らせてしまう可能性も。
恋の教訓:駆け引きは、バレてしまえばただの小細工! 見抜かれた時点で好意は持たれない!
「女目線で考えた恋の駆け引きなんて、やってもムダ!」と、神崎桃子は声を大にして言いたい。
「男を焦らそう」「彼に追わせよう」とする策略は、ねらった効果を生み出すどころか、ドン引きさせることが多いもの。よほど男心を知り尽くしている熟練した女でない限り、安易な駆け引きで男を釣るなんて無謀すぎ。
恋の駆け引きは、男性がそれに気づかずまんまとハマってくれたときにこそ好意に変わりますが、その“もくろみ”が相手にバレてしまえばすべておしまい! 彼を夢中にさせるどころか「なんだよ、この女」と軽蔑されるのがオチ。
下手な駆け引きなんぞより、純粋に、素直にぶつかっていくことが何よりの作戦になるということをお忘れなく。彼が本当に好きなら、真っ向から勝負をかけましょう。潔い女に恋のキューピットは訪れるのです!
(文:神崎桃子、イラスト:タテノカズヒロ、構成:マイナビウーマン編集部)
※マイナビウーマン調べ
調査日時:2018年9月25日~9月27日
調査人数:163人(22~39歳の働く男性)
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※この記事は2018年10月17日に公開されたものです