「アウトプット」とは? 仕事におけるアウトプットの意味と方法
ビジネスシーンで「アウトプット」というキーワードがピックアップされる機会がありますが、そもそも「アウトプット」がどういうものなのかよく理解していないという人もいるかもしれません。
ビジネスにおけるアウトプットの意味や方法とは? 今回は、キャリアカウンセラーの小野勝弘さんにくわしく解説しもらいました。
アウトプットの意味とは?
ビジネスのアウトプットとは、その人が発揮した「成果・評価・数字」を指します。
キャリアにおいては、「以前と比較したとき自分がどれだけ成長できたか」「自分が見据えている目的・目標にどれほどアプローチできたのか」。それらをアウトプットと捉えるのがふさわしいでしょう。
というのも、アウトプットは同じ状況であっても、個々によって解釈や受け取り方がちがってくるためです。
数字でわかる成果から「やり遂げた!」と自分を褒める人もいれば、数字は上がっても「目標には達していない」と不満を抱く人もいます。
さらに踏み込んで言えば、目に見える数字を上げるとともに、それぞれの働きがいにもつながること。それが、アウトプットの根底と捉えることができます。
アウトプットに繋がる「インプット」とは?
ビジネスにおけるインプットとは、ビジネスの目的を果たすために知識を取り入れることを指す場合が多いでしょう。
その知識とは、問題そのものの解決手段であったり、チームビルディング(目的・目標達成のためのチームを作ること)であったり、資格の取得であったりします。
一方、このほかにキャリアコンサルティングの視点からすると「内的な動機」に気がつくことこそが、大事なインプットであるとも考えられます。
内的な動機といわれてもピンとこないかもしれませんが、つまり自分は何を目指しているのか、何をやりたいのか、このようなことに目を向けるのです。
ビジネスでは自分自身を充実させるために、自分のやりがいをインプットすることが重要ともいえます。