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「仕事が向いていない」と感じたら……転職を考える前にすべき3つのこと

小野勝弘(キャリアコンサルタント)

おぜきめぐみ

それなりに働いていれば、「仕事に行くのが嫌だ」「今の仕事は自分に向いていない」などと感じて、転職を考えたことは誰もがあることと思います。「自分には今の仕事が向いていない」と感じたら、その後仕事を続けていくのも大変ですよね。そんな「仕事が向いていない」と感じたとき、転職を決めるよりも前にすべきことはあるのでしょうか? キャリアカウンセラーの小野勝弘さんに転職を考える前にすべきことについて、教えていただきました。

仕事が向いていないと悩むことは当たり前

低くない昨今の転職率

「今の仕事が向いていない」と感じることは珍しいことではありません。若い世代の転職率は15%ほどであり、10人いればひとりは転職経験者という状況。ただし、転職率は性別や年代、就労状況によってもちがいがあります。たとえば、女性のパートの方の転職率は30%を超える場合もありますし、40歳以上の男性は5%ほどと少な目です。ただひとつ言えるのは、転職は決して珍しいものではないということ。

仕事に向いていない理由は人それぞれ

「今の仕事が向いていない」と感じることについてですが、どう向いていないかは、人それぞれ理由にちがいがあるため注意が必要です。「人間関係」「収入と仕事のバランス」「やりがいが感じられない」「力を発揮できない」「会社の将来に不安」など、向いていないと感じる点はさまざま。また、人間関係や収入の話、会社の将来については職場環境の問題であり、一見すると「仕事が向いていない」という話ではないように思えますが、「この環境で働くことが向いていない」という認識であり、無関係なものではありません。

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