転職を考える前に! 仕事のモチベーションを上げる4つの方法
仕事をするということは、生活をする上でとても重要なこと。それはわかっているけれど、どうしても仕事をしたくないというときもあることでしょう。仕事に対するモチベーションが上がらない。そんなときはどうすればいいのでしょうか。キャリアコンサルタントの壺井央子さんにお話を伺いました。
仕事のモチベーションが低いと「信頼を失う」というデメリットが発生する
「自分にとって仕事はどういう位置づけなのか」ということがまず重要です。たとえば、仕事はお金を稼ぐためのことと割り切れるのであれば、そこに一喜一憂せず、モチベーションが上がったり下がったりしない一定のパフォーマンスを出し続ける仕事の仕方が理想的です。
問題は、仕事への思い入れがある場合です。仕事が自分の楽しみや成長など、「思い入れ」が大きいほど、そこに感情が生まれ期待する分、モチベーションが上がるときもあれば下がるときもあります。しかしこの感情に委ね、モチベーションが落ちたまま仕事をし続けると、いいパフォーマンスができないのはもちろんのこと、人間関係においてもうまくいかなくなることが往々にしてあります。
なぜなら、仕事はすべてに連動しているからです。生き生きと仕事をする人には仕事が集まります。集まってきた仕事を選ばず一所懸命取り組んでいると、必ず結果に結びつきます。結果に結びつけば周りの評価が得られ、給料が上がり、さらに新しい仕事につながるというサイクルが生まれます。
逆に、暗い顔をしてやる気のない仕事の仕方をしていると、負の連動が起こります。上司も周りもあなたへの仕事の依頼をためらい、気がついたら仕事を任されなくなり、仕事へのやりがいが益々なくなってしまうというようなことに繋がりかねません。
そして、一度下がった信頼関係や他人からの評価は、取り戻すのにとても労力がかかります。つまり、仕事のモチベーションが下がったまま仕事を続けた場合、周囲からの信頼を失うというデメリットが生じるのです。そして、それを回復するのは容易ではありません。仕事は、周囲からの評価で成り立っているということを忘れないようにしてください。
仕事への思い入れがある方は、最低限自分の感情の起伏や仕事への意欲、仕事のパフォーマンスは一定に保つことが重要です。