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「仕事が向いていない」と感じたら……転職を考える前にすべき3つのこと

小野勝弘(キャリアコンサルタント)

おぜきめぐみ

今の仕事が向いているかどうか確認する方法

「この仕事が向いていない」と感じてしまったときは、まず自分を振り返ってみて下さい。仕事とはあくまで役目や作業を指しているに過ぎず、それに「向いていない」と感じる自分がそこにいるだけなのです。ここでは、自分自身を振り返るための5つのポイントをお伝えします。

方法1:いつからそう感じるようになったのか確認する

時系列を考えてみることは大事なこと。なぜなら、同じ仕事をしているのに「以前は良かったけれど、1カ月ほど前から向いていないと感じるようになった」という場合、1カ月前に何かが起きてそうなったのではないかと検証することができるためです。

方法2:「向いていない」と感じた場面を確認する

仕事自体はこなせるのに“ある場面”でだけ、向いていないと強く感じる場合というのも大いにあります。その“ある場面”がなくなれば、「向いていない」と考えることがなくなる場合もあり、具体的場面の確認は重要になってきます。仕事という枠の中だけでは、ノルマや失敗などに引っ張られて自分を振り返ることがしにくい場合も。したがって、どういう経験をしたときに向いていないと思うかを考えることで、仕事という枠ではなく、単純に出来事・経験として自分の思いを捉えやすくなります。

方法3:「楽しい」と感じていた場面を確認する

ある程度長く働いている場合は、楽しいと感じていた場面もあったことと思います。そのことをないがしろにすることは働いていた自分の全てを否定することになりかねません。そうすると自分の心の負担が大きくなりがち。また、楽しかったときとのギャップにより、今の仕事が向いていないと感じている場合もあります。そのため、一度楽しいと感じていた場面を確認してみるというのはとても大切なのです。

方法4:その会社でどのようなことをやりたかったのか確認する

仕事が向いていないと感じる場合、自分の理想や目的と今の仕事の間にギャップを感じていることが問題のことも。したがって、その会社でどのようなことをやりたかったのかを再確認することが、重要な一歩になることがあります。

次ページ:「仕事が向いていない」と感じたときの対処法

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