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「アウトプット」とは? 仕事におけるアウトプットの意味と方法

小野勝弘(キャリアコンサルタント)

藤奈子

仕事におけるアウトプットの重要性

では、アウトプットはビジネスにおいてなぜ重要視されるのでしょうか?

ライフプランの軸が作られる

必ずしもそうなるわけではありませんが、社会に出て活躍している女性たちには、結婚をしたり、出産をしたり、ライフプランに大きな変化が訪れることも珍しくありません。

働く女性のアウトプットは、このような結婚・出産などのライフプランとは切っても切り離せないものであるといえます。

それはなぜか。

アウトプットを意識して自己効力感(自分の可能性の認知)を高めていくこと。これがライフプランに左右されず、女性がキャリアを構築するために必要となってくるからです。

現状では、このようなライフプランの変化によってキャリアを断念せざるを得なくなっているケースもあります。だからこそ、自身にできることを見つめ直しておく必要があるでしょう。

自己効力感とは?

先ほど説明した自己効力感が何かよくわからないという人向けに、この言葉をもう少しくわしく解説していきます。

自己効力感を高めるアウトプット

よくあるシチュエーションを紹介しましょう。

結婚まで事務の仕事をしてきて、同じ給料をもらっている2人の女性がいるとします。

ひとりは「毎日事務の仕事をしておりました」、もうひとりは「事務作業でしたが、ほかのスタッフは平均100件だったところを、私は150件処理していました」とアピールしました。この場合、後者の女性のほうが誰からも認められるというのはいうまでもありません。

このように、自分自身をきちんとアウトプットして、そこから得た事実を自分自身の言葉にできるのは、周囲から認められることはもちろんですが、自分自身を認めることにもつながります。そしてそれこそが自己効力感になるのです。

さらには、そこから自分のやりたいことが見えてくるはずです。

次ページ:仕事におけるアウトプットの方法

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