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誰かに愛されたい。もしかして「愛されたい症候群」かも?

織田隼人(心理コーディネーター)

三浦一紀

愛されたい症候群に陥る原因

親の愛情をあまり感じない環境で育った

愛されたい症候群の人は「人の愛を感じにくい/人の愛を信じにくい」という状態になっていることが多いです。

幼少のころに親の愛情をあまり感じずに環境に育った人は、人の愛を感じにくくなっていることがあります。

たとえば、親と離ればなれにならざるを得なかったなど、親の愛を感じにくい環境にいた場合にはそれが原因で愛されたい衝動が強くなっていることがあります。

自分の人生を「恋愛がうまいくいくか」で判断している

人生にとって恋愛は大事な要素のひとつですが、その恋愛が人生のすべてというように受け止めている場合も愛されたい症候群になりやすいです。

たとえば、これまでの自分の人生があまり気に入っていなくて、恋愛によって大逆転しよう、と思っているような人もあてはまります。

「恋愛」によって自分の人生がすべて左右されるような環境となるので、愛されたい気持ちが過剰になることが多いです。

学生時代・社会人の友達関係が希薄

たとえば、就職して地元を離れて友達のいない環境になった、といった場合は「友達がいないがゆえに恋愛から受ける愛情に依存してしまう」というケースもあります。

愛情というのはさまざまな人から少しずつ受け取ることで安定が図れます。

受け取る愛情をすべて恋愛に頼ってしまうと、彼の愛情にちょっとでも疑問を抱くと不安が加速されるてしまうのです。

家族全員とうまくいっていない

家族の中に自分の味方がひとりでもいるとそれだけで家族からの愛情を信じることができ、心は安定しやすくなります。

反面、家族全員とうまくいっていない場合には、家族による愛情によって心の安定が作れなくなってしまいます。そのため、恋愛相手に家族分の愛情も求めることとなり、過剰に愛を求めてしまうことがあります。

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