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【ビジネス】謝罪・お詫びメールで誠意を伝えるポイントと意味

はらきよか

松本繁美(マナーアドバイザー)

本当にメールだけでいいの? 謝罪メールの役割

本来は直接「お目にかかってのお詫び」がプライオリティNo.1ですが、この時代、直ぐにできるのが、メールです。相手も「メールでの詫びすらないのか!」と思うかもしれません。
しかし、原則として、まずは電話でお詫びを告げ、次にメールと心得ましょう。ただし、電話は感情が現れやすいので、メールで少し気分を和らげて伝えるのも間違いではありません。

また、話すのが苦手な人はメールでの手段を選びたいはず。そして、相手もメールの方が受け止めやすい人も多いのが現実です。メールを通しての意思の伝達に慣れている私たちは、まずはメールという手段がぴったりくるかもしれません。いずれにしても、お詫びはスピーディーさも必要。電話とメールを迅速に活用しましょう。

ただし、ミスを文章で認めてしまうことは、記録にも残り、後々まで責任がともなうことを忘れてはなりません。後ほどこじれた場合などの証拠にもなります。だからこそ、自分の判断だけでメールをするのではなく、上司への報告と相談の上、指示を受けてからにするのが一番です。自己判断での謝罪メールは、会社の損失を大きくするばかりか、責任問題に発展します。注意しましょう。

人間は誰でもミスをします。そのミスをどのように受け止め、どのように対処していくかが仕事の腕のみせどころ。前向きに考えて、相手も納得してくれるような、素晴らしい謝罪を考えてください。

次ページ:メールでの謝罪、うまく活用して信頼を勝ち取りましょう

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