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オイリー肌(脂性肌)を改善する方法

三輪菜つ美

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皮脂が出やすく、テカテカと光ってしまうオイリー肌(脂性肌)に悩む女性も多いですよね。オイリー肌になってしまった女性は、どうやって改善すればいいのでしょうか。オイリー肌の原因や症状、改善方法などについて、皮膚科医の三輪菜つ美先生に教えていただきました。

<目次>

オイリー肌(脂性肌)の原因と症状

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そもそも、オイリー肌は何が原因で、どんな症状として現れるのでしょうか。三輪先生に聞いてみました。

オイリー肌(脂性肌)とは

三輪:私たちの肌質は、「普通肌」「乾燥肌」「オイリー肌」「混合肌」の4つのタイプに分けられます。オイリー肌は皮脂の分泌が過剰な肌のことで、一見乾燥肌の逆のタイプだと思われがちですが、中にはオイリー肌でも乾燥しているケースがあります。このようなオイリー肌と乾燥肌を併せ持った肌のことを「脂性乾燥肌(混合肌)」と呼びます。オイリー肌だからといって、肌が乾燥していないわけではないと覚えておきましょう。

オイリー肌(脂性肌)の原因

三輪:皮脂の分泌に影響を与えているホルモンは「テストステロン」などの男性ホルモンです。これらのホルモンは、皮脂腺を増加させ、皮脂を合成し、皮脂の分泌を活性化します。テストステロンは、思春期と30代後半~40代の時期に多く分泌されやすく、この時期は脂性肌になりやすいでしょう。また、偏った食生活、乱れた生活習慣、間違ったスキンケアなども、オイリー肌の原因となります。

オイリー肌(脂性肌)の症状

三輪:オイリー肌の症状にはさまざまなものがありますが、以下の3つが代表的なものです。

テカリやベタつき

オイリー肌の症状の中でも、もっとも自覚症状が多いのが顔のテカリ、ギラつき、ベトベト感です。これらは特に、皮脂の分泌が活発になる夏の時期に目立ちやすくなります。

ニキビ

ニキビの原因となるアクネ菌は、肌の表面や毛穴に詰まった皮脂をエサにして増殖していくため、ニキビもできやすくなります。

いちご鼻

いちご鼻と呼ばれる毛穴の黒ずみも、オイリー肌の人に多く見られます。おでこから鼻のラインにかけてのTゾーンは、顔の中でも皮脂腺が多く存在しているため、毛穴に皮脂が詰まっていちごのようにボツボツとした状態になってしまうのです。

次ページ:オイリー肌(脂性肌)の改善方法

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