おりものシートはやめた方がいい? 正しい選び方と使い方【医師監修】
おりものシートの正しい使い方&選び方
ここからは実践編! おりものシートの正しい使い方や選び方について紹介します。
正しい使い方
トイレに行くたびに替えられたら一番いいですが、それはちょっと……という方も、最低限、汚れが付着したらそのたびに替えましょう。トイレにあまり行かないという方も汚れたかも、と思ったらチェックしてみてください。
流せるタイプならそのまま流して捨ててOK
流せるタイプならおりものシートをそのまま流してOK。言うまでもないことですが、流せないタイプは詰まってしまうので、きちんとつつんでごみ箱に捨てるようにしましょうね。
正しい選び方
どれもこれも似たような形に見えますが、素材や形、デザイン、無香料のものから香りのついたもの、通気性がいいもの、吸水性が高いもの、オーガニックコットンを使っているもの、消臭機能のついたものなど、いろいろあります。
複数試して合うものを選ぼう
肌に合わないものもある可能性を考えて、複数のものを試してみましょう。そのうえで、ご自分に合ったものを選ぶようにしましょう。
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Tバックの方には専用のおりものシートがあるので、それを使用するのがよいでしょう。
おりものシートが合わない時は布ナプキンがおすすめ
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使い捨てのおりものシートが合わない場合は布ナプキンがおすすめです。
どうしてもおりものシートが合わない、という方はショーツ自体をこまめに替えるやり方でも◎。布ナプキンも、実にさまざまな形のものがあるので、手持ちのショーツの形や使い勝手によっていろいろと試してみることをおすすめします。
ということで、はじめから同じ形のものをまとめ買いしたりせずに、さまざまな形のものを使ってみて、ご自分に合う素材や形のものを選択しましょう。なお、せっかく布ナプキンにするなら、洗濯洗剤にもこだわりましょう。ご自分の肌にとって刺激の少ない洗剤を選ぶと良いでしょう。柔軟剤や香りづけ専用剤にも注意しましょう。
使用をやめた方がいい時は? おりものシートを使う際の注意点
デリケートゾーンに触れるものだからこそ、使い方には注意したいもの。続いておりものシートを使う際の注意点について上田先生に教えてもらいました。
(1)交換頻度はこまめにする
こまめに替えることです。トイレに行くたびに替えられたら理想的です。
それが難しくても、おりものがよく出る時期は1日3回ぐらいは最低でも替えるようにしましょう。汚れが付着したままだと高温多湿になりがちな陰部で、どんどん細菌が増殖して炎症や感染、ニオイなどトラブルの原因となります。
(2)通気性のいい服を着る
なるべく通気性のいい下着や服を着ることも大事です。衣類には綿やシルクなどの自然素材のものから、吸湿即乾の機能繊維のものなどいろいろあります。
特くに湿気が多く汗をよくかく梅雨~夏場や、重ね着をして通気性が悪くなりがちな冬などは、デリケートゾーンのトラブルが増える時期でもあるので注意しましょう。
(3)長時間タイトな服装を着る時の使用を避ける
使い捨てのおりものシートと陰部が擦れると皮膚粘膜が傷ついてしまいますので、長時間自転車に乗ったり、タイトな洋服や下着を着るときは、陰部とおりものシートがこすれないよう使用を避けたほうがベターです。