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専門家 妊娠・出産

【ホル活】第10回:薬指が長い女性は男性ホルモンが多い!? 「男性ホルモン」が女性のカラダに及ぼす影響

松村圭子

いつか産みたいと思ったときに産めるカラダでいるには、今からホルモンバランスをしっかり整えていくことが大切。そこで、産婦人科医で成城松村クリニック院長の松村圭子先生が、ホルモンバランスを意識したライフスタイルを築く活動「ホル活」の正しい知識とコツを伝授してくれます。忙しい働く女性でも実践できる、全10回のホル活レッスンをはじめましょう! ※第2・第4木曜日更新中!

忙しく働く女性が増え、男性のように心身たくましい女性は「オス化」しているとも叫ばれる昨今。そこには男性ホルモンの分泌量が大きく関わっているようです。男性ホルモンは私たち女性にどんな影響を及ぼすのか、また原因や対策とは? 今回も松村圭子先生にわかりやすく解説していただきました。いよいよホル活レッスン、最終回です!

 

■男性ホルモンが増えるとどうなるの?

女性の体内にも男性ホルモンはあります。分泌量は少なく、だいたい男性の10分の1から20分の1程度と言われています。そもそも男性ホルモンとは、骨や筋肉を作るなど、さまざまな男性らしさを作るホルモンのこと。おもな男性ホルモンといえば「テストステロン」ですが、なかでも活性度の高いホルモンが「ジヒドロテストステロン」と呼ばれるものです。いわゆる薄毛も、このホルモンが増えることが原因のひとつです。

男性ホルモンは皮脂の分泌を促す作用があるため、活性が高くなると肌のベトつきが気になるようになります。その結果、毛穴に皮脂が詰まりやすくなり、吹き出物や肌荒れにもつながってしまうのです。また、頭皮のニオイがきつくなったり、フェイスラインなどのうぶ毛が濃くなったり、「気づいたらヒゲが生えていた!という経験のある女性もいるのではないでしょうか。これらも男性ホルモンが作用しています。

また、男性ホルモンは性格にも影響を及ぼします。闘争心が強かったり、好戦的で負けず嫌いだったり、あるいはリーダー的な統率力を発揮することもあるでしょう。もともと男性は、太古の昔から外で敵と戦って家族を守るという任務があったわけです。交感神経を働かせて興奮状態を保ちながら、死に物狂いで戦う闘争心がなければ死んでしまいますからね。女性でも男性ホルモンの分泌量が多くなれば、多少なりとも男性的な性格になることがあのです。

■男性ホルモンは環境やストレスに影響される

近ごろはバリバリ働く女性が多く、従来よりも男性ホルモンが多いかもしれません。男性ホルモンはスタミナ源でもあり、また、男性においてはリーダーシップをとることで男性ホルモンの活性化を促すと言われています。一方で、男性は育児に参加する(=家庭で守りに入る)と男性ホルモンの分泌量が低下するということもわかっているのです。女性においては男性ホルモンの研究がまだ少ないものの、環境に影響を受けることは多少なりともあるでしょう。

女性の場合、とくに、男性ホルモンが増える一番の要因はストレスです。ストレスがかかると、それに対抗しようとしてコルチゾールという抗ストレスホルモンが分泌されます。それは脳からの指令であり、この指令は男性ホルモンの分泌も促してしまう働きがあるのです。男性ホルモンを増加させるようなストレスフルな生活は、結果的に自律神経や女性ホルモンのバランスを乱すことにもつながってしまいます。

■指の長さでわかる、男性ホルモン活性の高さ

実は、見た目で男性ホルモンの活性が高いか判断できる方法があります。みなさんは、自分の手の人差し指と薬指の長さを比べてみて、どちらの指が長いですか? 薬指のほうが長いという人は、男性ホルモン活性が高い傾向があります。私たちは妊娠初期のお母さんの胎内で大量の男性ホルモンのシャワーを浴びますが、そこで浴びた量の多い人は薬指が人差し指よりも長くなるのです。

また妊娠後期にも男性ホルモンを浴びる時期があり、たとえば男の子がこの段階で浴びる量が少なかった場合、いわゆる“お姉系”のように心が女性になる傾向もあります。それは生まれたあとではどうしようもないものです。男性でも女性的な人は、薬指よりも人差し指の方が長い傾向があると言われます。

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