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【ホル活】第4回:ガムを噛むだけ!? ホルモンバランスを整える「ストレス対策」5カ条

松村圭子

いつか産みたいと思ったときに産めるカラダでいるには、今からホルモンバランスをしっかり整えていくことが大切。そこで、産婦人科医で成城松村クリニック院長の松村圭子先生が、ホルモンバランスを意識したライフスタイルを築く活動「ホル活」の正しい知識とコツを伝授してくれます。忙しい働く女性でも実践できる、全10回のホル活レッスンをはじめましょう! ※第2・第4木曜日更新中!

自分でも知らず知らずのうちに、心とカラダにストレスをため込んでいませんか? 現代では、避けられない仕事や対人関係など、悩みを抱える女性も多いはず。実はそんなストレスが、ホルモンバランスを乱す大きな要因のひとつになっているようです。できれば今すぐにでも簡単にできるストレスケアが知りたいところ! そこで第4回は、ホルモンバランスとも密接に関係する「ストレスとうまく付き合うコツ」について、松村圭子先生に伺いました。

ストレスは自律神経と女性ホルモンの大敵!

現代社会でストレスを抱えていない女性はいないですよね。多少のストレスはよいスパイスになるものの、それが過剰になると女性ホルモンにも悪影響を及ぼします。自律神経とホルモンの司令塔である脳の視床下部がダメージを受けるわけですから、当然ホルモンバランスもやられてしまいます。ストレスの多い時期に生理が遅れたり、止まってしまったりした、という経験がある人もいるのではないでしょうか。

また、ストレスを抱えると、妊娠力にも影響を及ぼしかねません。なかには不妊治療から解放されたとたんに自然妊娠したという人もいるくらい、プレッシャーやストレスは女性ホルモンにダメージを与えます。ストレスがかかると交感神経ばかりが刺激され、血管がギュッと収縮することで血行が悪くなります。するとすべての働きが停滞してしまうのです。漢方の考え方でも、「血の道(※)」という名前の病気が存在しているくらい、“血”は女性にとって大切で身近なもの。血が足りない、血の巡りが悪いなど、そうした症状がすべての不調につながってしまうのです。

(※)……女性ホルモンの変動によって現れる、女性特有の精神神経症状および身体症状。

ストレスの要因の多くは人間関係でしょう。スマホが気になって手放せなかったり、SNSの投稿や反応に振り回されたり、周囲の目を気にして合わせすぎてしまったり……。もちろん異端児すぎるのも困りものですが、まずは「自分がどうしたいか」を考えてみることが大事です。周囲にどう思われるかよりも、自分がどう思うか。ストレスを回避するには、なるべくそのストレス要因から離れられるものなら離れてみて、できない場合は今回紹介するような自分なりのストレス解消法を持つよう心がけてみてくださいね。

ホルモンバランスを乱すストレスにまつわるNG習慣10

あなたも知らない間にストレスがたまっている可能性アリ? 次の行動のうち、いくつ当てはまるかチェックしてみましょう。

【ストレスにまつわるNG行動チェックリスト】

(1)周囲の目を気にして、他人に合わせてしまう
(2)責任感が強くて我慢してしまう
(3)些細なミスで自分を責めて落ち込んでしまう
(4)嫌われないかと不安で、誘われると断る勇気がない   
(5)完璧主義で「○○しなくちゃ」と常に思っている
(6)夜更かしをしがちで睡眠不足
(7)忙しくて外食や偏食が多い
(8)朝ごはんを食べないことが多い  
(9)昼夜逆転した生活を送ることがある
(10)過度なダイエットをしている

5つ以上当てはまる人は、ストレスによるホルモンバランスの乱れがピンチ! 心のストレスだけでなく、カラダのストレスになる行動も実はいくらでもあるのです。次に紹介する5つのホル活レッスンで、早めのストレスケアを心がけましょう。

【次ページ:ホルモンバランスを整えるストレス対策5カ条とは?】

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