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専門家 女性の身体

内診が恥ずかしいとき、どうすればいい? 専門医に聞く「婦人科検診のギモンQ&A」

長岡美樹

「私って産めるカラダなの?」「そろそろ婦人科検診を受けるべきかな……」など、出産を意識しはじめる年齢になると、改めて自分のカラダと向き合いたいと思うもの。とはいえ、なんとなく婦人科を受診することに抵抗感がある女性も多いのではないでしょうか。どんなとき、婦人科検診を受ければいいの? 内診が恥ずかしいときはどうすればいいの? そんな女性たちのギモンや不安を解消するため、今回は宮益坂メリーレディースクリニックで院長を務める長岡美樹先生と、婦人科検診時の恥じらいを軽減する「女性検査用パンツ」を考案した獨協医科大学病院乳腺センター・センター長の渡邉久美子先生にお話を伺いました。

そもそも婦人科検診とは?

婦人科検診」と耳にする機会はあっても、実際にどんな相談で行くべきなのか、どんなことをするのかなど、わからないことも多いですよね。まずは、これらのギモンについて、産婦人科医の長岡先生に解説をしていただきました。

「婦人科の担当は、子宮、卵巣といった女性特有の臓器です。具体的に言うと、生理痛や月経前の不快な症状、おりもののトラブル、不妊、避妊、子宮筋腫、卵巣のう腫、性病、冷え性、更年期の症状など。女性であれば、なんでも相談に来てよいところです」と長岡先生。婦人科検診と聞くと、「子宮頸がん検診」などをイメージし、足を運ぶにはハードルが高いと考えてしまいがち。ですが、その中身は子宮頸がんだけでなく、「筋腫はないか」「卵巣は腫れていないか」「体調で困っていることはないか」など、年に一度、女性のカラダに不調がないかをチェックしているのだとか。

「子宮は赤ちゃんを育む大切な臓器。子宮頸がんはその出産適齢期にかかりやすい病気です。子宮頸がんは早期に発見できれば治癒できるにも関わらず、年間3,000人が亡くなっています。『赤ちゃんをこれから産みたい』と考えたとき、悲しい思いをしないためにも、検診は重要ですよ」と、先生は女性たちが検診を通して自分自身のカラダと向き合う大切さを教えてくれました。

産婦人科医に聞く! 婦人科検診のギモンQ&A

「がん検診」のイメージが強い婦人科検診ですが、実は相談できる内容はさまざま。その重要性についてもさらに知識を深めていきたいところですよね。そこでお次は、婦人科検診に対するギモンのあれこれについて、実際にクリニックで女性たちの診察を行っている長岡先生に、Q&A形式で答えてもらいました。

Q.婦人科検診は何歳から受ければいいの?

「20歳、または性交開始年齢が目安です。各自治体でも検診を推奨しており、20歳から補助金を支給しているかと思います。なので、目安は“20歳”。また、子宮頸がんの原因は、性交経験を持つようになり、HPV(ヒトパピローマウイルス)というウイルスに感染してしまうことにあるため、性交開始年齢からの受診が重要だと言えます。とはいえ、性交経験がなくても生理痛が重いと子宮筋腫や子宮内膜症の疑いがある場合もありますよね。したがって、女性のカラダとして『病気はないのか』、『悩みはないのか』といった視点で捉えれば、性交経験がないとしても婦人科を受診する意義はあると思います」

Q.検診を受ける前は、体を洗って清潔にしておくべき?

「婦人科には、思いついたときにふらりと来ても大丈夫。むしろありのままのほうがいいです。たとえば、おりもののトラブルが気になって受診した女性に対して、どんな菌があるのかなどを私たちはチェックします。しかし、きれいに洗ってある状態だと、正しい検査結果がでません。『洗ったほうがいいのでは』というのは本人の羞恥心の問題であって、医師側からすれば“困ったままの状態”で来てもらったほうが正しい診察ができると言えるでしょう」

Q.受診の際は、基礎体温や生理周期を把握しておかないとダメ?

「『子宮頸がん検診』の場合は、細胞の検査の際に経血が混ざってしまうといけないので、生理周期を把握して生理以外の時期に受診をしてください。基礎体温は測っていなくても大丈夫です。また、生理自体に異常が見られるときは、生理中に受診をしてもいいですよ。最終月経がいつ来たか、は女性として最低限把握しておいてください」

Q.内診中、「痛い」と感じたらどうすればいい?

「『痛い!』とはっきり医師に伝えてください。そもそも、下着を脱いで、人前で足を広げるなんて嫌ですよね。そうすると、多くの女性は緊張して、気持ちも守りに入ってしまいます。したがって、筋肉が収縮して余計に痛みを感じやすくなっているのです。リラックスして受診してもらうことが一番の解決法ですが、痛みは本人にしかわからないもの。だからこそ、医師とコミュニケーションをとってください」

(監修:長岡美樹、渡邉久美子・文:マイナビウーマン編集部)

(続きを読む)「婦人科検診が恥ずかしい」という悩みとの向き合い方とは?

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