感情の起伏が激しい人の特徴8選。原因や改善方法とは?
感情の起伏が激しいときの対処法
もし感情の起伏が激しくなってしまったとき、その場で気持ちを落ち着かせるにはどうすればいいのでしょうか?
また、感情的にならないために、日ごろどんなことを心がけるといいのかも気になるところです。浅野先生に聞いてみました。
(1)短時間でもいいので一度その場から離れる
職場や家庭で感情が高ぶってしまったら、一度その場を離れることで落ち着きを取り戻せることがあります。
人は心の状態と自分の外側に大きなギャップを感じると、気持ちが不安定になる性質があります。感情が高ぶりやすい人は、心の内にある分離感と実際に人がいる環境とのギャップで、ネガティブな感情が刺激されることが多いでしょう。
ひとりになると心理的なギャップを取り除くことができるので、落ち着きを取り戻せるのです。
(2)深くゆっくり深呼吸する
ポジティブであれネガティブであれ、自分の感情が高ぶっているときほど人は「息を吸い込んでいる」ことが多いのです。そのときの呼吸リズムは短く、早くなります。それは怒っているときも、何かうれしいことがあって興奮しているときも同じです。
だからこそ深呼吸をして、ゆっくり口から息を吐き出すことに意識を向けるだけで、心は落ち着きを取り戻します。ゆっくり息を吐くイメージを持つといいでしょう。
(3)手鏡やスマホで自分の表情を見る
感情が高ぶっているときほど自分のことを客観視できていません。自分の感情に飲まれているのです。ですので、いま自分がどんな表情・振る舞いをしているのかに気づきません。
そのタイミングで自分の表情を見ると、自分のいまの状態を客観的に見つめ、修正することが可能になります。
自分を客観的に見つめることを「メタ認知」と言いますが、それをうまく使うのです。
自分が厳しい表情、無表情になっているなと思ったら、少しだけ微笑んでみてください。次にそのタイミングで自分の顔を数秒でいいのでしっかり見つめます。そこで少しでも微笑んでいる自分と出会えたら、それだけで気分は驚くほど変わりますよ。