お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

感情の起伏が激しい人の特徴8選。原因や改善方法とは?

浅野寿和(心理カウンセラー)

中田ボンベ@dcp

感情の起伏が激しい原因

では、感情の起伏が激しいなど、精神が不安定になってしまう原因はなんなのでしょうか? 心理カウンセラーの浅野寿和さんに解説してもらいました。

(1)自立しすぎている/人とのかかわり合いが希薄な環境にいる

ここでの自立とは、前向きな自立ではなく「対人関係からの分離」という意味です。

地元を離れてのひとり暮らしなどで家族と疎遠になったり、友人との距離があったりなど、どこか人とのかかわり合いや気持ちの共有・共感・分かち合いが少ない日常を送っているケースです。

特に女性は男性とちがい、対人関係のなかで共感や感情のつながりによって心理的な安定を図る部分が大きいので、自立を強めすぎると知らず知らずのうちにストレスをため込み、不安や恐れが蓄積していきます。

「以前は穏やかだったのに、今は感情の起伏が激しくなってしまっている」と感じているなら、人とのかかわりが足りないのかもしれません。

(2)承認欲求が満たされていない

がんばっても報われない・認められないなど承認欲求が満たされていないことで、感情の起伏が激しくなっているケースです。

常に満たされない気持ちや、自分に価値や意味があるのだろうかといった感覚を抱えてしまっているのです。周囲の人が実際に認めていても、本人が認められていないと感じていれば、不満をため込んで感情の起伏が激しくなってしまいます。

また、物事に敏感に反応するタイプ(恐れが強いタイプ)や自己肯定感が低い人ほど、がんばって人から認められることで自分の役割、存在意義を感じ、モチベーションを高めています。

そのため、こうしたタイプの人は承認欲求が満たされないことで激しい感情がわき出すことがあります。

(3)自己開示できない

「人との比較が強い」「競争心が強い」タイプは自己開示が苦手。自分を知られることを極端に嫌うのです。

すると「ほかの人は私のことをどう思っているのだろう?」といった警戒心ばかりを強め、その結果人を疑い、時には敵視する状態に陥るのです。

この状況では「対人関係=恐れの関係」となってしまい、心理的な圧迫感が強まります。つまり、常に感情的になるスイッチが入りやすい状態になってしまうのです。

次のページを読む

SHARE