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脱水しやすいってホント? マラソンシーズンの真冬でも注意が必要!

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ダイエットや美容など、さまざまな目的で走っている人は多いと思います。手軽に始められるスポーツなだけに、多くの人が日常に取り入れていることと思います。ただし、寒い冬場は、いくつかの注意点があります。それらを守って、安全に走るようにしましょう。

冬のランニングに潜む危険、3つ

脱水

夏に比べて汗を多くかくわけではないので自覚症状は乏しいですが、冬は乾燥しており、体表面からは常に水分が失われている状態です。加えて水分を取る量も減りがちで知らない間に脱水状態に陥っていることが意外に多いのです。特に朝は要注意。夜寝ている間にさらに水分が失われ最も危険な状態であるとも言えます。

〈対策〉

皆さんの中には休日の朝にランニングをされる方も多いと思われますので、でかける前に温かい飲み物を一杯とれば体も温まりますし、水分も補えますのでオススメです。そこにちょっとした糖質やアミノ酸製剤を口にすれば体への負担も少なく、ランニングも疲れにくくなります。

気温の変化による心臓・血管への負担

真冬ですからもちろん気温は低いのですが、自宅から外にでると一気に体温が奪われます。特に走り始めてから体が徐々に温まるまでの最初の数分が要注意。血圧が急激に上がり、前述した脱水も加わって心臓や血管に過度な負担がかかる場合もあります。

〈対策〉

自宅でしっかりとストレッチや準備運動を行ってから外出しましょう。間違っても朝起きて体も動かさず、水分をとらずにランニングにでかけるのはやめましょう。

ケガをしやすい

寒い時期は体の可動域が狭くなり「硬い」状態となっております。そのまま走り始めると股関節が十分に動かず、かわりに膝や足首などに予想以上の負担を与えて怪我に繋がる恐れもあります。腕のふりや姿勢も同じで、走りにくい姿勢を知らず知らず自分で作っている可能性もあります。

〈対策〉

ストレッチをしっかりと行うのが重要です。また、最初は早歩きくらいのゆっくりとしたスピードで開始し、数分後、体が温まってから改めてストレッチを行い、その後にいつものスピードで走りだすというのもおすすめです。

(文:34歳女性医師/Doctors Me、構成:マイナビウーマン編集部)

※画像はイメージです

※この記事は 総合医学情報誌「MMJ(The Mainichi Medical Journal)」編集部による内容チェックに基づき、マイナビウーマン編集部が加筆・修正などのうえ、掲載しました(2018.08.02)

※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください

※この記事は2015年03月08日に公開されたものです

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医師をはじめ、歯科医、薬剤師、介護福祉士、栄養士、獣医、心理カウンセラーの6つの士業・専門従事者を擁する、総合型の健康Q&Aサービス。2013年8月のサービス提供開始以来、『安心をもっと身近に』というサービスコンセプトのもと、医師だけにとどまらず、専門資格を持つ多様な回答者を増やし、場所や時間を気にすることなく、さまざまな悩みを気軽に相談できるサービスを実現。https://doctors-me.com/

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