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あがり症・赤面症の克服方法は? なんと漢方薬で治る!?

玉木先生「強い不安やあがり症は、漢方薬で『気逆』が原因と考えられます。気の詰まってしまっている状態ですね。喉が詰まる感じがするのもこのためです。半夏厚朴湯は、気の流れを良くすることによって、この詰まりを解消します」
I美「緊張は気のつまりのせいだったんですか……」

玉木先生「それから、過去の失敗が気になるようでも、あまり考え過ぎずに。人前で話さなくてはならないときは、事前に練習したり、成功のイメージトレーニングをするといいですね。次回のプレゼンの前に、一緒にシミュレーションをしてみましょうか」
I美「よろしくお願いします」

~この後、1日3回の服用と、定期的なカウンセリングを続けました。そして半年後~

玉木先生「最近はどうですか?」
I美「前よりもだいぶ、緊張することが減ってきました」

玉木先生「そろそろ、服用する量を徐々に減らしてみましょう」
I美「大丈夫でしょうか……?」

玉木先生「それでもしドキドキしてしまったりするようであれば、前と同じように飲んでください。最終的には、飲まなくても持っているだけでお守り代わりのようになるといいと思います」
I美「わかりました!」

(次回は、J子さん編です)

※効果には個人差があります。漢方薬の服用は医師の診断を受けてからをおすすめします。

(取材協力:玉木優子、制作:小川たまか、イラスト:miya)

※画像はイメージです

※この記事は 総合医学情報誌「MMJ(The Mainichi Medical Journal)」編集部による内容チェックに基づき、マイナビウーマン編集部が加筆・修正などのうえ、掲載しました(2018.08.09)

※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください

玉木優子 たまき・ゆうこ
北里大学医学部卒業。東京大学医学部附属病院、筑波大学附属病院、北里研究所附属東洋医学総合研究所などを経て、2008年に東京・自由が丘にたまきクリニックを開設、院長に就任。

※この記事は2014年09月05日に公開されたものです

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