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生理不順の原因は? おすすめの漢方薬とすぐ取り入れられる対処法

~約2週間後の再診~
丸山先生「どうでしょうか?」
P美「体が温まるようになりました。以前はすぐに湯冷めしていたんですが、飲み始めて数日後に、お風呂のあとのぽかぽかが長続きしているなと思いました」

丸山先生「(手を触って)指先の冷えもかなり改善されているみたいですね」
P美「はい。長時間同じ体勢でいても末端の冷えが少なくなったと思います」

丸山先生「このまま続けて、様子を見ましょう」
P美「はい」

~約1カ月後の再診~
丸山先生「基礎体温のグラフを見ると、2相性となりましたね」
P美「はい。いままで月経前の時期に高温になることがなかったんですけど、初めて体温が上がりました」

丸山先生「月経周期はどうですか?」
P美「今回は29日でした! 肩こりも前より気にならなくなった気がします」

丸山先生「それは良かった。もう少し続けますか?」
P美「毎年春先まで冷えが続くので、5月ぐらいまで続けようかなと思っています」

~2カ月後のO子とP美~

O子「生理不順は同じでも、体質によって合う漢方薬はちがうんだね」
P美「うん、O子は水が足りない状態で、私は多い状態って、診断してもらわないとわからないよね。私最近、冷え対策でサラダじゃなくて温野菜を食べるようにしたりしてる」

O子「私も手がほてったりのぼせることがあっても根本的には冷えている体質だから、冷え対策は必要って言われたよ」
P美「自己流の診断って思い込みもあるから、専門家にアドバイスをもらうことって大切だね」

O子「そうだね。その後、周期は正常?」
P美「うん、29日周期が続いていてホッとしているよ。やっぱ生理の回数が多いって憂鬱だもん」

O子「私は回数が増えてホッとしているけど(笑)」
P美「あっ、そうか(笑)。まあお互い、めでたしめでたしだね」

※効果には個人差があります。漢方薬の服用は医師の診断を受けてからをおすすめします。

丸山綾 まるやま・あや

日本東洋医学会(専門医)、日本産科婦人科学会(専門医)所属。1999年日本大学医学部卒業。駿河台日本大学病院、丸の内クリニック等を経て、現在、霞が関ビル診療所で婦人科医師として勤務。専門分野は産婦人科一般、漢方治療。

(取材協力:丸山綾、構成:小川たまか、イラスト:miya)

※画像はイメージです

※この記事は 総合医学情報誌「MMJ(The Mainichi Medical Journal)」編集部による内容チェックに基づき、マイナビウーマン編集部が加筆・修正などのうえ、掲載しました(2018.06.28)

※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください

※この記事は2013年11月22日に公開されたものです

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