お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

生理前の憂鬱! こんなPMSの症状には漢方薬が効く!?

~約4週間後の再診~

草鹿砥先生「いかがですか?」
L美「以前より楽に過ごせました。前は休日でも出かけるのが億劫に感じていましたが、今月はそんなこともなかったです。いちばんちがうのは吐き気がなかったことですね。でも胃腸の調子がよいからいつもよりちょっと食べ過ぎてしまったかも……笑」

草鹿砥先生「胃腸の調子がよくなると食べ過ぎてしまうという方、結構いますので気をつけてね。脂っこいものや刺激の強いものはほどほどに。お花を飾るのは続けている?」
L美「はい。それだけでちょっと気分が変わる気がします。友人に気持ちが明るくなる音楽のリストを聞いたりしてみています」

草鹿砥先生「それはいいですね。このまま、月経前の服用を続けてみましょう」
L美「はい!」

~とある日、オフィスでランチをしているK子とL美~

K子「前より穏やかな気持ちで生理前を過ごせるようになって、快適だよ。彼氏からも『最近イライラしてないね』って言われた」
L美「私も、朝会社に来るのがツラい……っていうことが減ったよ」

K子「カン子先輩の言うとおり、『なんかおかしいな』って思うことには対策を考えてみたほうがいいね。いまの世の中、同じ悩みを抱えている人はたくさんいるはずだから、対策はきっとあるんだよね」
L美「がまんすればいいや、って思っていると毎月ツラいもんね」

K子・L美「(カン子先輩の言うことを聞いておいてよかったな……)」

カン子先輩「お礼は特にいらなくってよ! ホホホホホホ!(足早に去っていく)」

K子「カン子先輩、なんで考えていることがわかったんだろう……」
L美「本当に不思議な人だよね…」

※効果には個人差があります。漢方薬の服用は医師の診断を受けてからをおすすめします。

(取材協力:草鹿砥千絵、構成:小川たまか、イラスト:miya)

※画像はイメージです

※この記事は 総合医学情報誌「MMJ(The Mainichi Medical Journal)」編集部による内容チェックに基づき、マイナビウーマン編集部が加筆・修正などのうえ、掲載しました(2018.06.28)

※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください

草鹿砥千絵 くさかど・ちえ

日本東洋医学会漢方専門医。日本産科婦人科学会専門医。山梨医科大学(現・山梨大学)卒業。東京大学附属病院、関東労災病院、社会保険中央総合病院などで産婦人科、女性外来を担当。PCU College of Holistic Medicineに短期留学後、現在、小菅医院・横浜朱雀漢方医学センター副センター長。著書に「かるたde漢方」(源草社)。

※この記事は2013年09月20日に公開されたものです

SHARE