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精神不安定が続くときの対処法は? 漢方薬で解消できる?

~約2週間後の再診~

草鹿砥先生「あら、だいぶ表情が明るくなったみたいですね」
C子「本当ですか? 自分ではわからなかったけど、彼にも昨日そういわれました。喉の違和感がなくなったのがうれしいです」

草鹿砥先生「口角が上がっていますよ。彼とは仲直りできた?」
C子「思い切って聞いてみたら、やっぱり私の考えすぎだったみたいで(笑)。『もっと自分に自信を持てよ』って彼から怒られちゃいました。でも気持ちはさっぱりしました」

草鹿砥先生「それはよかった! 笑うとかわいいってよく言われるでしょう? 笑顔でいないともったいないですよ」
C子「自分でも気分転換を心がけようと思って、友だちとカラオケに行ったりおしゃべりしたり。前は『気分転換するのも面倒くさい。意味ない』と思っていたのですが、自分の行動で気持ちが切り替えられたのがうれしいです。でも、まだ完全に自信があるわけではないので、もう少しお薬は続けたいです」

草鹿砥先生「そうですね。もう少し様子を見ましょうか」
C子「自分の体や気持ちのことを少し客観的に考えられた気がします。ありがとうございました」

草鹿砥千絵 くさかど・ちえ

日本東洋医学会漢方専門医。日本産科婦人科学会専門医。山梨医科大学(現・山梨大学)卒業。東京大学附属病院、関東労災病院、社会保険中央総合病院などで産婦人科、女性外来を担当。PCU College of Holistic Medicineに短期留学後、現在、小菅医院・横浜朱雀漢方医学センター副センター長。著書に「かるたde漢方」(源草社)。

(取材協力:草鹿砥千絵、構成:小池直穂・小川たまか、イラスト:miya)

※画像はイメージです

※この記事は 総合医学情報誌「MMJ(The Mainichi Medical Journal)」編集部による内容チェックに基づき、マイナビウーマン編集部が加筆・修正などのうえ、掲載しました(2018.06.28)

※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください

※この記事は2013年05月17日に公開されたものです

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