大豆ばかりじゃだめ? 知られざる「将来の妊娠にNGな食習慣」
妊娠初期に注目される「葉酸」とは?
DNAの形成や細胞増殖に必要なビタミンB群の一つ。ホウレンソウやブロッコリーなどの青い野菜によく含まれています。胎児の細胞増殖が盛んな妊娠初期に必要な栄養素とされ、欠乏すると二分脊椎など胎児の先天異常を招くと考えられることから、欧米諸国では妊娠1カ月前から妊娠初期に葉酸をとることが呼びかけられています。しかし、妊娠に気づいたときにはすでに妊娠初期が終わっていることも多いので、いまから意識してとる習慣をつけるのもいいかも。
生理があるから、女子は「鉄分不足」になりやすい!
鉄分はヘモグロビンの材料に。女子は生理があるからただでさえ欠乏しやすく、そのうえ胎児にも欠かせません。カルシウムや亜鉛は、赤ちゃんの骨格を作るために大切な栄養素。また、たんぱく質も私たちの細胞や赤ちゃんのカラダをつくるために必要です。
「妊娠しやすいカラダ」であるのと同時に、「いつ妊娠しても大丈夫なカラダ」であるためには、これらの栄養素が不足しないよう日ごろから気をつけたいですね。とはいえ、不足しそうだな、と思ったらどうすれば?
「サプリはどうしても栄養が足りなくなるときに補うのによいと思いますよ。でも、子どもが生まれてから、子どもにサプリを食べさせるわけにはいきませんよね。若いうちから、栄養バランスのとれた献立を考える習慣を身につけることは必要ですよ。
マイナビウーマンの読者のみなさんは、会社にお弁当を持参する方が多いと聞きましたが、それはとてもいい習慣だと思います」と小田先生。
やはり大切なのは、個々の栄養素にこだわるよりも、バランスのよい食生活を続けることのようです。親になったときに、子どもにいろいろなことを教えられるようになるためにも、いまから食生活に気をつかえる女子でありたいですね。
(取材協力:小田瑞恵、構成:小池直穂、執筆:田中絵真、イラスト:macco)
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※この記事は 総合医学情報誌「MMJ(The Mainichi Medical Journal)」編集部による内容チェックに基づき、マイナビウーマン編集部が加筆・修正などのうえ、掲載しました(2018.06.21)
※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください
※この記事は2013年01月21日に公開されたものです