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知られざる、妊娠とダイエットの関係は!?

妊娠・出産というと、まだ遠い先の話かもしれませんが、産む産まないに関係なく「産むのに必要なカラダ」について知っておいて損はないはず! “そのとき”が来たら、はたして自分は産めるカラダなの? そもそも、妊娠・出産ってどういうもの? 自覚症状がないまま進むカラダの異常って!? 知らないことだらけの「いつかそのとき」のために、ぜひ女子のみなさんに見ていただければと思います。

働く女子が日々の生活を送るなかで、美容とダイエットは大きな関心ごと。ほとんどの女子は、「ダイエットのしすぎがカラダに悪い」「冷えは大敵」「食事を3食しっかりと」といった知識をもっています。そして健康に気をつかいながら、節度をもって美容やダイエットに取り組んでいますよね。けれどもやはり私たちは、「産むためのカラダ」をもつ身でもあります。日ごろのこうした気遣いで、本当に妊娠力の低下をカバーできているのか、気になるところ。そこで意外と知らない生活に潜むリスクについて、婦人科医の小田瑞恵先生(こころとからだの元氣プラザ、東京・飯田橋)に教えていただきました。

激しくなければダイエットをしてもOK?

常識的に「過激なダイエット」がカラダに悪いのはわかっていますが、実際にどの程度のダイエットなら問題ないのでしょうか?

小田先生によると「生理や排卵を司る女性ホルモンの分泌には、ある程度の体脂肪が必要。このことは、体脂肪が増えてふっくらしてくると初潮を迎えることでも知られています。体脂肪率が15%をきると、カラダは排卵を維持できなくなります。体脂肪率の適正水準は22~34%。将来赤ちゃんを産むつもりなら、少なくとも22%は体脂肪率を維持するように」とのこと。15%といえば、かなりガリガリな体形を思い起こしますが、それにしても、体脂肪率が排卵の機能に関連していたなんて、ちょっとショック!

一方で、太り過ぎもよくありません。「太っていると、生活習慣病の問題だけでなく、月経異常(生理不順と無月経)や無排卵を起こす場合があります。ただしそれはかなりの肥満であり、医学的な観点からいえば、標準体重の範疇にある人にダイエットをオススメすることはありません」とのこと。

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