お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

月経不順・不妊の原因? 冷やす服装、温める食事は……

妊娠・出産というと、まだ遠い先の話かもしれませんが、産む産まないに関係なく「産むのに必要なカラダ」について知っておいて損はないはず! “そのとき”が来たら、はたして自分は産めるカラダなの? そもそも、妊娠・出産ってどういうもの? 自覚症状がないまま進むカラダの異常って!? 知らないことだらけの「いつかそのとき」のために、ぜひ女子のみなさん見てください。

読者の方から寄せられた声のなかに、こんな意見がありました。「30歳を過ぎてから、自分が追い詰められていく感じがしています。そしていま関心があるのはカラダの冷え。冷えがどのような影響を与えるのか知りたいです」。編集を担当する私も30歳をこえ、いまだに子どもはいません。そして同様に、寒さにカラダが冷えています……。そこで今回は、女子が気になる冷えと、それにもつながるエイジングの話題を取り上げてみます。

冷えの正体は、体温の低下? それとも……!

冬場の手足の冷えはもちろんのこと、1年中冷えや低体温に悩まされている人は多いもの。しかし冷えについて婦人科医の小田瑞恵先生にうかがったところ、意外な答えが返ってきました。

「婦人科で診察していると、冷えを訴える患者さんはとても多いです。ところが西洋医学において、いわゆる“冷え症”という概念や病名は存在しません。冷えは末梢血管の循環が悪いとか自律神経失調という状態でしか西洋医学には登場しないのです。

一方東洋医学では、とても大きな概念で冷えを捉えています。経験的に女性にとって冷えは大敵で、月経不順や不妊の一因となると考えます」と教えてくださいました。つまり、体温が何度以下だから「冷えている」のではなく、何度であっても患者が「冷える」と思えば、それが冷え。数値やデータが取れないものである以上、患者の主観的なもの。ただし冷えに効く漢方薬はたくさんあるので、小田先生は患者さんの体質に合わせて漢方薬を処方しているそう。

次ページ【カラダを冷やすNGな服装は?】

次のページを読む

SHARE