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嫉妬しない方法9つ。恋愛・仕事・友達への嫉妬心をなくすには?

秋カヲリ

恋愛でも職場でも友達関係でも、つい嫉妬してしまうことはありますよね。そこで今回は、嫉妬してしまう瞬間とその原因、嫉妬しない方法について、心理カウンセラーの秋カヲリさんに解説してもらいます。

嫉妬はネガティブな気持ちの元になる厄介な存在で、誰しも持っている感情です。

特に友達や彼氏・彼女、職場の同僚など近しい存在の人に感じやすく、人間関係に悪影響を与えることもあるので、できれば嫉妬はしたくないですよね。

そこで今回は、友達や恋人など他人に対して嫉妬しない方法を紹介します。嫉妬してしまう理由も踏まえて解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

人に嫉妬してしまう瞬間

身近な存在である恋人や職場の同僚、友達に嫉妬してしまうのは、距離が近いから相手のことがよく見えて、自分と比較しやすいためでしょう。

ここでは、実際の体験談を交えながら、どんな時に嫉妬してしまうのか解説します。

Check!
嫉妬深い人の特徴や心理とは? 付き合い方と嫉妬心の克服法

恋人に嫉妬してしまう瞬間

恋人に嫉妬してしまう瞬間としては、以下のようなものがあります。

(1)元カレ・元カノの話を聞いた時

私の周りには、「恋人に元カレや元カノの話をされると嫉妬する」という友達が非常に多く、私自身もそうです。

「こんなことをされて大変だった」という苦労話なら良いですが、楽しかった思い出などポジティブな話をわざわざ聞かされると「まだ好きなの?」「昔の方が楽しかったの?」といった疑念が生まれ、嫉妬してしまいます。

(2)異性の友達と仲良くしているのを見た時

たとえ友達でも、恋人が異性と仲良くLINEしていたり遊んでいたりすると不安になり、「なんで自分以外の異性とそんなに仲良くするの?」と嫉妬してしまいますよね。

特に、恋人に異性の友達が多くて自分には異性の友達が少ないパターンや自分に自信がない人ほど、このようなシーンで嫉妬しがちです。

参考記事はこちら▼

「恋愛における嫉妬」に疲れた女性たちからのお悩みを集めて、マッチングアプリの中のひと・とーまさんに相談してみました。

職場で嫉妬してしまう瞬間

職場では、以下のような瞬間に嫉妬してしまうことがあります。

(1)同僚が自分より評価されている時

私の友達であるA子は、会社の同僚でもある男性と付き合っていました。A子は、自分より仕事ができて評価されている彼を見て、嫉妬したと言います。

A子はコツコツ真面目に働く努力型タイプなのに対して、彼は要領が良く、卒なく仕事をこなすタイプ。

A子は普段苦労しているからこそ、自分にはできないことをさらりとやってのける彼氏に、強烈なうらやましさを感じてしまったのでしょう。

(2)同僚が上司に気に入られている時

私が会社員として働いていた頃に苦手な上司がいたのですが、同僚はその上司に気に入られて楽しそうに仕事をしていました。私はそれを見てもやもやし、嫉妬してしまったことがあります。

私も上司と仲良くなりたかったのですが、どうしても馬が合わず……。

そんな中、同僚が持ち前の人当たりの良さで上司と親密になり、スムーズにコミュニケーションを取っているのがうらやましく、妬ましさを感じてしまったのです。

友達に嫉妬してしまう瞬間

友達に嫉妬してしまう瞬間には、以下のようなパターンがあります。

(1)友達の交友関係が自分より広い時

自分より交友関係が広い友達に嫉妬するケースも珍しくありません。

引っ込み思案な性格のB子は、友達が多く多趣味なC子がよく誘いを受けて遊びに出掛けているのを見て「なんであの子ばっかり誘われるんだろう」と嫉妬したそうです。

自分も遊びたいのに、友達ばかり誘われることが妬ましかったのでしょう。

参考記事はこちら▼

同性の友達に嫉妬する理由について、心理カウンセラーの小日向るり子さんに教えてもらいました。

(2)友達が恋愛面でうまくいっている時

D子の昔からの幼馴染であるE子は、ある時優しい彼氏と付き合い始めました。それから、D子はE子から恋愛の話を聞くと嫉妬するようになってしまったと言います。

D子は彼氏がおらず、絶賛婚活中。けれどうまくいかずに苦戦していて、順風満帆に結婚への道を進んでいるE子がうらやましくてしょうがなく、嫉妬してしまうそうです。

嫉妬してしまう原因は?

嫉妬心をなくすには、嫉妬する原因を知ることが大切です。ここからは、人に嫉妬してしまう原因について解説します。

(1)自信がなく劣等感が強いから

自分に自信がなく「自分はダメな人間だ」といった劣等感が強いと、他人に対して嫉妬心を抱きやすくなります。

うまくいっている他人を見て「私だって友達から必要とされたい」「仕事で評価されたい」といった願望が膨らんでしまうのです。

その結果、相手がうらやましくなり、嫉妬心が生まれてしまいます。

参考記事はこちら▼

自己肯定感を上げる方法を心理カウンセラーの小日向るり子さんが解説します。

参考記事はこちら▼

劣等感を抱く原因を心理カウンセラーの小日向るり子さんが解説。苦しい時の対処法を恋愛・仕事・友達との関係といったシーン例を挙げながら紹介します。

(2)プライドが高いから

プライドが高い人は「自分だってできるはず」という気持ちがあるので、自分よりもうまくいっている人を見るとプライドを傷つけられてイライラしてしまい、嫉妬しやすいです。

これは、競争心が強く「一番になりたい」と考える負けず嫌いな人に多いパターンです。

参考記事はこちら▼

プライドが生まれる原因を心理カウンセラーの高見綾さんが解説。

(3)注目してほしいから

「なるべく多くの人から注目を集めたい」と考えている人は、職場や友達の中で何かしらの一番になりたがる傾向があります。

そのため、自分よりうまくいっている人がいると自分が一番になれないので妬ましく思ってしまい、嫉妬しがちです。

参考記事はこちら▼

「認めて欲しい」が強すぎる人の特徴と対処法を、化粧心理学者の平松隆円さんに解説していただきます。

(4)相手を認めていないから

自分が認めていない相手が評価されたり注目されたりしていると、「なんであの人が?」という反感が生まれ、それがきっかけで強い嫉妬心を抱いてしまう場合も。

また、「あの人ができるなら自分だってできるはずなのに」といった不満から相手を妬ましく思い、嫉妬につながることもあります。

嫉妬しないための方法9つ

嫉妬は厄介な感情ですが、考え方や行動を少し変えるだけである程度落ち着かせることができます。

そこでここからは、気軽に実践できる嫉妬しない方法9つを紹介します。

(1)できないことよりできることに目を向ける

「自分にはできないのにあの人はできるなんて……」という劣等感から他人に嫉妬してしまうことがあります。

その場合は、「自分ができないこと」ではなく、「自分ができること」に目を向けましょう。
あなたにも、できることはたくさんあります。それを伸ばすことに注力すれば、少しずつ自信が生まれて妬ましい気持ちが和らいでいくはずです。

(2)「ま、いいか」と言ってみる

現状を受け入れられていないと、理想と現実のギャップに不満を感じ、誰かに嫉妬してしまいやすくなるもの。

であれば、いったん現状を受け入れられるように「ま、いいか」と言ってみてください。

そう言うだけでも少し気が楽になり、ポジティブに諦めやすくなります。

(3)何があれば満たされるか書き出してみる

「とにかく嫉妬してしまってどうしたら良いか分からない」という人は、自分は何があれば満足できるのかを知りましょう。

それが分かっていないとあれもこれも欲しくなってしまい、いつまでも満足できず、嫉妬しやすいままだからです。

「今の自分には何が足りないのか」「それはどうしたら手に入れられるのか」を考えて行動すれば、ゆくゆくは満足できる状態に自分をアップデートでき、嫉妬心を感じることも少なくなるはず。

その一歩として、まず何があれば自分の心は満たされるか書き出すのがおすすめです。

(4)「自分は消しゴム、相手はえんぴつ」と思ってみる

自分と相手を物に置き換えて眺めてみると、両者を客観視できてモヤモヤを取り除けることがあります。

例えば「自分は消しゴム、相手はえんぴつ」というように考えてみてください。

そうすると、「まぁ、消しゴムとえんぴつは別物だし、嫉妬してもしょうがないか」というように、自分の中に渦巻いている嫉妬心がどうでもいいものに思えてくるでしょう。

ばかばかしく思えるかもしれませんが、だまされたと思ってやってみてください。

(5)相手を信頼する

嫉妬しないためには、相手を信頼することも大切。例えば「恋人に自分だけを見てほしい」と感じるのは、言い換えると「恋人が自分以外の人になびいてしまいそうで心配」という状態です。恋人を信頼し、自分が愛されていることに自信を持てるようになると良いでしょう。

また、友達や職場の人に嫉妬してしまう場合は、無意識のうちに相手を「敵」と見なしているのかもしれません。その人は、あなたの良い部分を邪魔する存在ではありません。相手を仲間だと認識できると、良い部分を素直に認められるようになるのではないでしょうか。

(6)自分磨きをする

嫉妬心の根底には、自分自身に対する自信のなさがあると考えられます。そのため、自分磨きで内面や外見を磨くことで、嫉妬心が弱まる可能性があるでしょう。

例えば、ダイエットで理想の体型になったり、メイクが上手になったりするだけで「自分も悪くない」と、案外簡単に嫉妬心がなくなることが考えられます。

自分磨きってどうするの? ワンランク上の自分になるおすすめの方法

(7)他人と自分を比べない

「人は人、自分は自分」と割り切って考えることも大切。誰にとっても隣の芝生は青く見えるもの。あなたが嫉妬しているすてきなあの人も、別の人に嫉妬しているかもしれないのです。

この嫉妬のループを抜け出すためには「他人と自分を比べても仕方ない」と気づく必要があるでしょう。嫉妬してその人に近づけるならいいですが、ただ自分を悩ませるだけなら、考えることをやめてしまった方がいいかもしれません。

人と比べてしまう原因は何? この癖をやめるには【心理学】

(8)夢中になれるものを見つける

嫉妬心が強くてしんどい場合は、自分ひとりで過ごす時間を大切にするのも良いでしょう。夢中になれる趣味を見つけて、それに打ち込んでいるうちに嫉妬心がなくなるかもしれません。

(9)嫉妬心を打ち明ける

「どうしても嫉妬してしまう」「嫉妬心によって相手を傷つけてしまう」と言った場合は、思い切ってその嫉妬心を相手にぶつけてみるのも一つの方法です。

例えば恋愛なら、「好きだから、嫉妬しちゃってつらいんだよね」と打ち明けてみるのです。そうすることで恋人は、あなたが時々イライラしていたり、しつこく連絡してきたりする理由に合点がいくでしょう。

「重いな」と思われてしまうとそれまでなのでリスクがある方法ですが、信頼していて、これからも長く一緒にいたいと感じる相手なら、どこかで本音をぶつける必要もあるのかもしれませんね。

嫉妬深い人の特徴や心理とは? 付き合い方と嫉妬心の克服法

自分次第で嫉妬心を和らげて健康的な心になれる

嫉妬心は、自分次第で大きくもなれば小さくもなります。

どれだけ優秀な人に囲まれていても、どれだけ苦手なことがあっても、自分の考え方や行動によって嫉妬心を和らげることはできるのです。

今回紹介した方法を実践して、嫉妬に振り回されにくい健康的な心を持てる自分に成長していきましょう。

(秋カヲリ)

※画像はイメージです

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