好きな人が既婚者だった！　苦しい気持ちの向き合い方と諦める方法

「好きな人が既婚者かもしれない」という疑いを抱いた時、気持ちに折り合いをつけられない人は多いでしょう。

実際、既婚者に恋をしてしまったら、どんな行動を取るべきなのでしょうか？

今回は、好きな人が既婚者だった時の対処法を紹介。諦めるか迷った時にチェックすべきことを解説します。「不倫に発展して後悔した」といったことにならないように、既婚者との恋愛について理解しておきましょう。

好きな人が既婚者かもしれない時の見分け方とは？

「相手が既婚者だった」と分かっても、両思いになってからでは後戻りするのが難しいものです。つらい恋愛に陥らないためには、本気で好きになる前に相手が既婚者かどうかを見極めることが大切。

共通の知り合いや、職場以外の場で出会った場合、「相手が結婚しているかどうか」を把握するのは難しい場合もあるでしょう。

まずは、好きな人が既婚者かもしれない時の見分け方を紹介します。

（1）自宅の住所や休日の過ごし方を聞く

自宅の最寄り駅や住所を濁して答える相手は、既婚者である可能性が高いです。

結婚しているのにあなたへ近づいてきた人は、家族との同居を隠したがるため自宅を教えたがらないというケースが多いからです。

また、休日の過ごし方を聞いてみましょう。

独身の場合は休日を1人で過ごしたり、友達と過ごしたりするのが一般的。その上で不自然な過ごし方の回答でないか、見極めると◎。既婚であればパートナーや家族と休日を過ごす人が多いため、こちらの話題も答えを濁しがちになるでしょう。

答えをはぐらかしたり、違和感のある回答だったりするならば、既婚者の可能性があると考えていいでしょう。

（2）長期休暇中に会えるか尋ねる

既婚者の見分け方として、長期休暇中に会えるかどうか聞いてみるのも有効です。

既婚者の場合、年末年始やお盆といった長期休暇は家族と帰省をするなどして過ごすことが多いもの。

長期休暇にデートへ誘っても「会えない」と断られたら、既婚者であるかもしれません。

（3）友達に紹介してほしいとお願いする

好きな人が既婚者かもしれない時は、「あなたの友達に会ってみたい」とお願いしてみましょう。その時の相手の反応をチェックしてみてください。

本気で好意を寄せている相手から「友達に会いたい」と言われたら、喜んで紹介してくれる人は多いです。しかし、既婚者の場合は、友達に対して、結婚相手以外の異性を紹介することはできません。

「みんな忙しいから、また今度ね」などと言って紹介を避けようとするなら、既婚者だと疑うことも必要かもしれません。

（4）「結婚していますか？」とストレートに聞いてみる

好きな人が既婚者か気になる時は、結婚の有無をストレートに聞いてみるのもいいでしょう。やましい気持ちを持っていないなら、素直に「結婚しているよ」と教えてくれるはず。^

独身だと偽っている場合は、目が泳いだり反応が不自然になったりするため、うそだと見抜きやすいでしょう。

結婚について質問する際は、自分と相手以外の誰かがいる場面で聞くのが効果的。第三者がいればうそをつきにくくなるため、より判断しやすいでしょう。

思わせぶりな態度を取る既婚者の心理とは？

あなたは、どんなきっかけで既婚者の相手を好きになったのでしょうか。中には、勘違いしてしまうような相手の言動があり、惹かれていったという人もいるかもしれません。

では、なぜ相手は思わせぶりな言動を見せるのでしょうか。その心理を分析していきます。

（1）特に意識はしていない

距離感の近さや、人懐っこさはそれぞれ。あなたがその言動にドキドキしているとは知らず、悪気なくやっているパターンです。

核心をつくような脈あり発言はないものの、あなたに優しくしてくれたり、助けてくれたりするならば、無意識でやっている可能性が高いでしょう。

下心があるならば、核心をつくような分かりやすい発言をしてくるはずです。

（2）まだまだモテたい

結婚をしても、モテたいという願望を持ち続ける人はいます。付き合うことなどを望んでいるわけではなく、とにかくちやほやされたいという心理でしょう。

従って、周囲に愛想を振りまいたり、思わせぶりな言動を取ったりして、自分への注目を集めようとしているのです。

恋愛まではいかない、その一歩手前の心理といったところでしょう。

（3）少なからず好意がある

結婚相手がいながら、あなたに対して「いいな」と少なからず好意を抱いているパターンも考えられます。

体裁上は結婚相手以外とは恋愛をできない立場でも、気持ちが止められないことはあります。理屈では分かっているけれど、心の動きはそう簡単にコントロールできないのです。

あなたに惹かれ、その思いに気づいてほしくて思わせぶりな言動を見せているのかもしれません。

好きな人が既婚者でも両思いなら成就できる？

好きになった相手が既婚者である場合、たとえ両思いだったとしても、恋が成就する可能性は高くありません。

既婚者との恋が成就するかは、相手が「パートナーと別れてでも一緒にいたい」と、離婚を決断するかどうかにかかっています。お互いに本気で、相手に決断力があれば、離婚に踏み切ることも考えられるでしょう。

しかし、一般的には結婚相手との生活や子どもの養育費などといった問題がチラつき、離婚に踏み切れないケースが多いです。また、相手が遊びであなたに手を出している場合は、そもそも離婚する気がありません。

こちらが本気で愛していたとしても、「離婚してでも一緒になりたい」と相手に思ってもらうのは簡単なことではないのです。まずは、この事実と向き合いましょう。

知らなかった……。好きな人が既婚者だった時の対処法

好きな人が既婚者だった時には、効果的な対処法がいくつかあります。既婚者を好きになった時にすべきことが分かっていれば、迷いがなくなり、少しはつらい気持ちが軽減されるはず。

以下で紹介する対処法をチェックし、取り入れやすいものから試してみてください。

（1）片思いを続行する

相手が既婚者だとしても、片思いをするだけなら何も問題はありません。

気持ちを伝えずにそばにいるという決断もありでしょう。例えば、相手が同じ職場の既婚者である場合は、両思いにならなくても毎日会うことはできます。

気持ちを伝えずに片思いを続けることでファンのような心境になり、恋愛感情よりも憧れの気持ちが大きくなっていくはず。結果として、無理に諦めるよりも気持ちをセーブできるようになる可能性があります。

（2）友達として接する

好きな人が既婚者だと分かったら、恋愛対象ではなく友達として接するのもいいでしょう。

既婚者に対してアプローチするのは難しいものの、無理に関係を断つ必要はありません。無理に離れようとすると、その反動でつらい思いをするかもしれません。

恋人としてではなく、友達としての距離感をつくるのも1つの手です。

恋愛感情を挟まなければ、より自然な形で会いやすくなります。不倫に発展することもないため、そこから先で傷つくリスクも抑えられるでしょう。

（3）諦めて新しい恋を探す

きっぱりと諦めて新しい恋を探すことも、既婚者を好きになった時の対処法の1つです。

諦めるという行為はつらさを伴うかもしれませんが、倫理的に問題のない相手と付き合う方が最終的には幸せになれる可能性が高いでしょう。

もし諦めずに気持ちを貫いても、不倫のリスクが常につきまといます。せっかく成就したのに、他の誰かに略奪され、同じことが繰り返されるリスクもゼロではありません。

つらい思いをしたくないなら、気持ちを諦めて新しい恋を探す方が無難、ということも頭の片隅で覚えておきましょう。

（4）相手に避けられるなら深追いしない

好きな思いはあなたの一方的なもので、相手は何とも思っていないというケースもあるでしょう。その上で相手から避けられていると感じるならば、傷つく気持ちも分かりますが、拒絶は相手の優しさとして受け取りましょう。

相手は、「結婚している以上、思わせぶりな言動はできない」と考えている真面目で誠実な人です。

その気持ちを汲み取り深追いしないことは、相手のこともあなた自身のことも大切にできる尊い行為です。

（5）結婚相手への嫉妬は客観的に受け入れる

好きな人の結婚相手への嫉妬に苦しむ人も多いでしょう。「自分がその立場になれたら……」と想像し、やるせない気持ちでいっぱいになるはずです。

そんな時は、嫉妬の感情を認め、受け入れてあげましょう。進んではいけないつらい恋ですが、その気持ちまで無視しなくていいのです。この恋の感情を受け止めてあげられるのは、あなた自身だけ。

「今、嫉妬している」「私は既婚者のあの人が好き」という気持ちは客観的に受け入れましょう。大事なのは受け入れたところで終わりにして、行動へ移さないこと。

嫉妬を抱いたっていいと思えれば、気持ちは幾分か楽になるのではないでしょうか。

既婚者への恋を諦めるか迷った時にチェックすべき7つのポイント

「既婚者への思いを諦めた方がいいと思っても、どう気持ちを整理したらいいか分からない」という人に向けて、諦めるか迷った時用のチェックリストを用意しました。

自身の気持ちを見つめ直せば、「既婚者との恋を忘れたい」と前に進むきっかけがつかめるかもしれません。また、この恋の壁を知ることで、「それを乗り越えられるほどの思いではない」と割り切れる可能性もあります。

自身の気持ちが分からなくなった時は、チェックリストを使いながら客観的に整理してみましょう。

（1）相手の好きな部分を洗い出す

相手のどこが好きなのかを洗い出すことで、本気で好きなのか、あるいは単なる憧れなのかを判断できます。迷ったら紙に書き出してみましょう。

例えば相手が職場の同僚だった場合、「みんながかっこいいと絶賛する上司だから」「仕事ができるから」などの理由が挙げられませんか。これは、職場という限られたコミュニティの中で見える相手の一面に過ぎないかもしれません。

相手の立場が変わっても好きでいられるかを考えてみると、「恋愛感情ではなく憧れを抱いているだけだった」と気づくことがあります。

（2）相手との将来を想像する

既婚者への片思いを続けるかどうかを決められないなら、相手との将来を想像してみましょう。将来を考えることで、今どのような行動をすべきかを導きやすくなります。

相手の結婚生活を尊重して幸せを祈るなら、思いを伝えずに今の関係をキープするのが無難。もし相手への思いを断ち切れないなら、密かに片思いを続けるのもアリです。

相手に離婚してもらってまで一緒にいたいのかどうか、よく考えてみましょう。

（3）2番目の存在であることを認識する

既婚者との恋愛に迷いが生じた時は、「自分が2番目の存在であること」を認識すべきタイミング。既婚者にとって優先すべき存在は、きっとパートナーだからです。

いつかは自分の家庭に戻り、あなたと距離を取りたがるケースは多いでしょう。つまり、一緒になれる未来を信じても、結局1人になってしまう未来が待っているのかもしれないのです。

将来の自分の姿を思い浮かべながら、不毛な恋愛に貴重な時間を費やしていてもいいのか、よく考えてみてください。

（4）相手の家族のことを考える

既婚者との恋を諦めるかどうか迷った時は、自分や相手だけではなく、相手の家族のことも考えて判断しましょう。既婚者との恋愛が発展すれば、相手の家族を巻き込むことは避けられません。

自分の気持ちを優先した結果、相手の家庭が壊れることもあります。自分が幸せを手に入れた瞬間、相手の家族は傷つく可能性があるということです。

誰を傷つけても、恨まれても、思いを貫くほどの覚悟があるのか、冷静になって自問自答すべき時と言えるでしょう。

（5）秘密を守る覚悟があるか問いかける

諦めるべきか分からない時は、既婚者を好きでいるという秘密を守り続けられるかどうかを考えてみましょう。既婚者との恋愛は他人へ気軽に話せるものではありません。

その好意自体が、相手や家族を傷つける原因になりかねないのです。

また、自分の家族や友達に相談できないため、何か悩みが発生しても話す相手が見つからず、孤独に陥ることも考えられます。

そういった困難に耐えても気持ちを隠しとおす覚悟があるのかを、自身に問いかけてみてください。

（6）自分の人生を捧げるほどの価値があるか考える

既婚者との恋愛に自分の人生を捧げるほどの価値があるかを考えれば、おのずと答えを導き出せます。

独身相手との恋愛とは異なり、既婚者との恋愛にはたくさんの壁があります。相手がパートナーと別れ、一緒になれるまでに数年かかることも少なくありません。

相手を待っている間に、結婚や出産の適齢期を過ぎてしまうことも十分にあり得ます。

現在の年齢や人生設計を考え、数年を捧げるほどの価値がある恋愛かどうかを見つめ直すことが大切です。

（7）不倫の代償を知る

既婚者を好きでいることは自由ですが、不倫にはそれなりのリスクがあります。気持ちを貫いて後悔することがないように、起こり得る不倫の代償も知っておきましょう。

社会的信用を失う

既婚者との不倫がバレてしまえば、社会的信用を失う可能性が高いです。

配偶者以外との恋愛は社会的に認められていません。特に職場内での不倫は、周囲から冷たい目で見られることも。

会社からの評価が落ちれば、転属・転勤しなければいけなくなったり、昇進できなくなったりすることもあります。

慰謝料を請求される

不倫によって、相手のパートナーから慰謝料を請求されることもあるでしょう。

多額の慰謝料の支払いが発生するという意味でも、不倫はハイリスクだと考えておきましょう。

既婚者への恋を忘れる方法

諦めるか迷った時にチェックするポイントを見て、冷静な気持ちを取り戻すことはできたでしょうか。

ここからは、好きな人を諦めたいと思っている人へ向けて、具体的に諦める方法をいくつか紹介していきます。

（1）まずは物理的な距離を置く

一番大事なのは、物理的な距離を置くこと。接触する回数を意識的に減らしましょう。

職場など、相手と毎日顔を合わせるケースでも、以下のポイントを試してみるだけで、不自然にはならずに関わる機会を少なくすることができます。

ただし、やりすぎは注意。私情を持ち込みすぎて、周りの雰囲気を悪くしてしまうのは避けたいところです。従って、基本的なあいさつや、会話を無視するのはやめましょう。必要以上の接触を避ける、というスタンスで過ごしてみてください。

（2）振り向かせる方法などないと暗示をかける

好きな人は既婚者。「アプローチして振り向かせよう」と頑張ることは基本的に許されない相手です。

どうにか振り向かせることはできないか、略奪できないか、といけない考えが頭をよぎるかもしれませんが、そもそも「そんな方法はない」と自分に言い聞かせましょう。

既婚者の相手を振り向かせる方法などないし、考えてはいけないのです。恋愛にはそれぞれの事情があるかもしれませんが、相手が既婚者であるタイミングでは行動に移してはいけません。行動に移せば、あなた自身も傷つくことになる可能性だってあります。

（3）諦められないなら会わない

手っ取り早く忘れる方法は、会わないことです。人間は会うことのできない相手をずっと思い続けていられるほど、良い意味で強くありません。

会わない状況を作れるならば、意図的に顔を合わせないようにしましょう。好きな人のことをゆっくり忘れていけるはずです。

（5）忘れるためのカギは「時間」

人を好きになったら、気持ちをコントロールするのは難しいもの。時には、好きになってはいけない相手に恋をして、苦しむこともあるでしょう。

そんな時、覚えておいてほしいのは「時間」が薬になってくれるということです。どんな思いも、時間が経てば薄らいだり、昇華されたりしていきます。

今はつらくても、いつか忘れられる日が来ると信じましょう。

失恋から立ち直りたい人におすすめの記事一覧

どうしても諦めなくてはいけない恋を前に、失恋を覚悟した人もいるはずです。

最後に、そんな時にぜひ参考にしてもらいたい記事をまとめました。併せてこちらも読んでみてくださいね。

ショックを乗り越えて本当の幸せを引き寄せよう

好きな人が既婚者だったと気づいたら、とてもショックを受けますよね。「好きな人なのにもう会えない、距離を置かなければいけないなんて、自分はいつ幸せになれるんだろう」と悲しい気持ちになってしまうかもしれません。

既婚者との恋愛を諦めるべきか迷ったら、相応の覚悟があるかを自身に問いかけ、将来的に後悔しない道を選びましょう。

ショックを乗り越えた先に、本当の運命の出会いがあるかもしれませんよ。スピリチュアルの世界には「引き寄せの法則」という考え方があります。この法則によると、大失恋の後にはその悲しみ以上の幸せが待っているんだとか。

既婚者を諦めなくてはいけなくてつらい気持ちを乗り越え、あなた自身の幸せをつかみとってくださいね。

（山本茉莉）

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