「失恋」の本当の意味は? 心を癒す方法
多くの人が経験する「失恋」。何歳になっても、何回経験しても、失恋に慣れることはないですよね。毎回、辛くて悲しくて、この世の終わりのような気持ちになります。しかし、失恋をしたからこそ、気づけることがたくさんあるのです。この記事では「失恋の意味」を占い師・コラムニストの紅たきさんに解説してもらいました。
こんにちは。占い師・コラムニストの紅たきです。
「あなたは失恋をしたことがありますか?」と問われれば、ほとんどの人がYESと答えると思います。
失恋はとても辛いものです。悲しい気持ちが胸一杯に広がり、ほかには何も考えられなくなってしまいます。けれど、辛い失恋をしたからこそ、気づけることがたくさんあるのです。
今回は、失恋したことの意味や、失恋を乗り越えてもっとステキな女性になるための方法をご紹介します。
振られてしまった。この失恋に意味はあるの?
大好きな恋人と別れることになってしまったとき、まるでこの世の終わりのような悲しい気持ちになるのは当然です。
振られてしまったショックで、何も考えられなくなることも。
しかし、失恋には大切な意味があるのです。
どのような意味があるのか、以下で説明していきます。
1.自分自身が成長するため
別れることになったのには、何か原因があったはずです。悲しみや辛い気持ちが少し落ち着いたら、なぜ失恋したのかを冷静に考えてみましょう。
「彼のことを思いやっていたか」
「自分のわがままで振り回していなかったか」
「魅力を磨く努力を怠っていなかったか」
たとえば、こんなことを反省してみてください。そして、次の恋では同じ過ちを繰り返さないようにしようと決意すれば、あなたは成長できるのです。
2.本当の運命の相手と出会うため
誰にでも、この世で出会うべきたったひとりの運命の相手がいます。
その人と出会ったときに、あなたがほかの人と付き合っていたら、運命の相手と恋に落ちることはできません。
失恋した相手は、あなたの運命の相手ではなかったのです。絶望しないで、本当の運命の相手と出会うために失恋したのだと前向きにとらえましょう。
3.自分の可能性を広げるため
恋人と別れたら、これまで恋人のために割いてきた時間や労力はいらなくなります。
今まで恋人に遠慮して、やれなかったことはありませんか? 自由を手に入れた今こそ、それをやるチャンスです。
たとえば、男性を含めた友だちとの集まり、習いごと、ひとり旅など……。
やりたいことにどんどんチャレンジしていけば、あなたにはもっといろいろな可能性があることに気づけるはずです。
4.別れた恋人に感謝をするため
交際していたころは、恋人と一緒にいるのが当たり前だと思っていたかもしれませんね。
しかし、それができなくなった今、どれほど大切な時間を過ごしていたか身にしみているのではないでしょうか。
元恋人に「今までありがとう」と心の中で感謝しましょう。
交際はあなたの人生を豊かにしてくれたはずです。貴重な経験をさせてくれた相手の幸せを心から願えば、あなたも幸せになれます。
失恋に関する名言
失恋で辛い思いをしているあなたに、世に数多くある「失恋名言』の中で私が心動かされた、選りすぐりの3つをご紹介します。
言葉をしっかり胸に刻めば、新しい一歩を踏み出せるはずです。
瀬戸内寂聴
「恋を得たことのない人は不幸である。それにもまして、恋を失ったことのない人はもっと不幸である」
小説家であり、尼僧としても有名な瀬戸内寂聴さんの言葉。恋をしたことのない人よりも、たとえ失恋しても恋をした経験のある人は幸せだという意味。
さまざまな恋愛を経験し、いくつもの愛の修羅場に遭遇してきた寂聴さん。それらをすべて小説にして乗り越えてきた、寂聴さんらしい名言です。
秋元康
「思い出が悲しいのではない、思い出を美化するから悲しいのだ」
放送作家で作詞家、AKB48のプロデュースなどで有名な秋元康さんの言葉です。終わった恋は、すべてが美しいものに思えてしまうもの。
美化して惜しむよりも、もっといい恋をしてやると奮起したほうが、失恋の悲しみを乗り越えられると教えてくれています。
メイ・ウエスト
「あなたを捨てた男のためなんかに泣いては駄目。次の男があなたの笑顔に恋するかもしれないでしょ」
メイ・ウエストさんはアメリカの女優。失恋して泣いてばかりいたら、次の男を逃してしまうかもしれないから笑顔になりましょう。そんな意味の前向きで明るい言葉です。
失恋が辛い。立ち直るにはどうしたらいい?
失恋をすると、もう立ち直れない、二度と新しい恋なんてできないと思ってしまうものです。
そんなとき、どうやって過ごしたらいいのか、辛い経験をどう乗り越えていけばいいのか。その方法を3つご紹介します。
1.失恋の痛みとしっかり向き合う
失恋直後は、早く元気を出さなくちゃ! 彼のことは忘れなくきゃ! と無理をしがちです。
けれど、忘れようとすればするほど、気持ちが追いついていかなくて、余計辛くなるでしょう。
無理しなくてもいいんです。
「自分は傷ついた」と認めて、自分で自分を抱きしめてあげましょう。毎日泣いて、とことん落ち込めば、いつか泣き疲れる日がきます。
それまでは、元恋人との思い出をギュッと抱きしめていていいのです。
別れを受け取っても、それをちゃんと受け入れるには時間がかかることが当たり前ですから。
2.自分をキレイに磨きあげる
恋人と別れると、外見を手抜きしがちです。
デートすることもなくなったからと、オシャレする必要性を感じなくなるんですね。
そんな風にならないで、自分を磨くことです。
痩せたり、肌がキレイになったり、爪を整えたりすると、テンションが上がります。キレイになれば失恋で失いかけていた自信も戻ってきますよ。
3.何かをとことんがんばってみる
クタクタになるくらい何かをがんばってみましょう。
一番オススメなのは仕事です。
新しい企画を考えて上司に提案してみたり、自分の仕事が終わったらほかの人の仕事を手伝ってあげたりするといいでしょう。
仕事は、がんばればちゃんと評価されますし、あなたがいてくれてよかったと周囲から感謝もされるでしょう。
恋人がいなくても、自分を必要としてくれる人や場所があることは、あなたの心の支えになります。
失恋をプラスにとらえよう!
失恋した直後は、苦しくて苦しくて仕方がないかもしれません。
けれど、あなたが苦しいのは、元恋人が別れるのが惜しいくらいステキな人だったからです。
元恋人を愛したことを後悔しないでください。相手に心を捧げてきた自分を誇りに思いましょう。
いずれあなたは新しい恋をして、あのとき失恋をしてよかったと思える日が必ず訪れますからね。
(紅たき)
※画像はイメージです。
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※この記事は2019年04月13日に公開されたものです