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付き合うきっかけとは? 社会人に聞いた体験談&きっかけの作り方を解説

ぱぷりこ(恋愛コラムニスト)

大人になると、付き合うきっかけがよく分からなくて悩んでしまいますよね。そこで今回は、社会人男性に恋人と付き合ったきっかけをアンケート! 大人の恋愛がどんなふうに始まるのか、エピソードと共に見ていきましょう。

「気になっている人がいるけど、付き合う気配がない」「デートに誘われない」「恋人がほしいのかどうかがわからない」。

好きな人がいるものの「お付き合い」にまでいたらない……と悩む女性から、定期的に相談を受けます。好きな人と付き合うにはどうすればいいのか、そもそも恋人たちはどうやってお付き合いにまで発展しているのか、どうきっかけを作ればいいのかについて解説します。

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付き合うきっかけがつかめない女性たち

付き合うきっかけつかみにくい現状

「好きな人はいます。でも、付き合うきっかけがわからないんです」という女性は多いです。話を聞いてみると、悩みにはいくつかのパターンがあることがわかります。

1 男性からアプローチされない:「告白されない」「デートに誘われない」など
2 2人きりのシチュエーションにならない:「いつもグループでつるんでいる」「会社で話すだけ」「2人ででかけるきっかけがない」など
3 友だち以上に見られない:「よく遊ぶが友だちとしか思われていない」「男友だちの延長だと思われている」など
4 反応が悪い:「LINEを送っても返事が遅い」など
5 反応がない:「LINEが既読スルー」など

これらのパターンにはまる理由はいくつか考えられます。

まず「男性側からのアプローチを待っていて自分から動かない」場合。「自分からいくのは恥ずかしい」「男性からきてほしい」「失敗が怖い」と考えて自分から行動を起こさない女性はまだまだ多いです。

しかし、「男からグイグイいかなくてはならない」「女は口説かれるのを待たなくてはならない」といった恋愛のジェンダールールは薄れてきており、男性も「失敗が怖い」「恥ずかしい」「相手のほうからグイグイきてほしい」と考えていて、「総受け身」の時代になっています。

SNSや趣味の多様化により「さびしい」と思うことが減ってきて、恋愛にそこまで強い興味を持てなくなっている人が増えてきている、という背景もあります。男女ともに恋愛にそこまでの労力を割きたがらず、相手の行動待ちをしていると、付き合うにまでいたらないのは当然ともいえます。

また、「相手との距離を縮める方法がわからない」から、という理由もよくあります。お付き合いにいたるには「2人きりで過ごす時間」と「恋人になれそうな雰囲気づくり」が必須ですが、男女ともにこのスキルがなく相手待ちだと、お付き合いに発展しません。

ほかには「相手に恋人がいる」「相手が自分に興味を持っていない」など、「脈なし」というシビアな理由も考えられます。

女性から付き合うきっかけを作る

付き合うきっかけがない5つの理由のうち、「男性からアプローチされない」「2人きりのシチュエーションにならない」「友だち以上に見られない」「反応が悪い」については、女性側のアクションによって改善が可能です。

「反応がない」については、「恋愛・女性・あなた」のいずれかに興味がないか、コミュニケーションが難しいタイプなので諦めたほうがよさそうですが、それ以外のパターンであれば、女性が先に行動すれば変化する可能性が高いです。

上述したとおり、「恋愛では男性のほうからアプローチしてリードすべし」という考え方の男性は減ってきており、男女ともに「アプローチされることを待っている」「恋愛にそこまで興味がない」状態です。だとするなら、自分からアプローチする勇気とスキルを持てば、お付き合いに持っていける可能性が高くなります。

【男性アンケート】何がきっかけで付き合うの?

男性はどのようなきっかけで付き合うことを決めるのでしょうか? マイナビウーマンが22歳~39歳の男性113人に実施した調査結果を見てみましょう。

社会人男性が付き合うのってどんなとき?

なんとなく

・「なんとなくお互いの気持ちがわかって、付き合うことになるみたいな」(35歳/団体・公益法人・官公庁/その他)

・「なんとなく雰囲気でお互い悪くないなと感じているとき、自然と近づいていく」(33歳/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)

「なんとなく」。なにも伝わらない、キワミ・オブ・ゆるふわ言霊です。上司から「この数字、どうやって作ったの?」って聞かれて、私も「なんとなく」って答えたら、電柱に吊るされて耳からExcelとパワポを詰め込まれることになるでしょう。

ただ、このゆるふわ言霊からあえて意味を取り出すとすれば「お互いの好意をはっきり口にせずともわかりあっていて暗黙の合意が取れている状態」ということでしょうか。

参考記事はこちら▼

大人になると告白なしで付き合うことも増えるのでは? 曖昧な関係に悩んだら、この記事をチェックしてみてください。

話・フィーリングが合う

・「一緒に仕事をしたり、プライベートでは飲み会などで意気投合したりしたとき」(38歳/金融・証券/営業職)

・「フィーリング合うかどうか。そういう人とは、だいたいお付き合いまで発展している」(35歳/情報・IT/経営・コンサルタント系)

「話や意見が合う」ことは、王道です。人は、共通点を見つけた相手に共感を抱くもの。「同じ出身地」「同じアーティストが好き」など、共通点がひとつでもあればぐっと親近感がわき、話もはずみやすくなります。

「共通点を探して共感する」ことは、恋愛に限らず、営業や交渉でもよく使われるテクニックです。

参考記事はこちら▼

フィーリングが合うとは具体的にどういうことか、マジシャン兼催眠心理療法士の浅田悠介さんに教えてもらいました。

2人でデート

・「がんばって食事に誘ってOKが出たら」(31歳/金融・証券/販売職・サービス系)

・「こちらからのアプローチ。好きなのがばれるくらい誘います」(36歳/学校・教育関連/専門職)

これは男性が「お付き合いしたい」と思っていて、積極的にアプローチするパターンですね。わかりやすい。

「付き合う」までに発展させるテクニック

男女ともに、お付き合いにいたるには、下記のステップを踏みます。アンケート結果に出てきた意見は、これら4つのカテゴリのどれかに入ることがわかります。

1 「この人と付き合いたい!」という気持ちがある(どちらか片方でかまわない):例「がんばってデートに誘う」
2 2人で話す時間・デートがある:例「2人でデート」
3 「付き合ったら楽しそう」という期待が持てる:例「話や意見が合う」
4 お互いに「恋人候補として意識している」雰囲気がある:例「なんとなく」「雰囲気でお互い悪くないと感じている」
5 告白する

1から4まですべてをこなしたうえで、どちらかが「告白」という最後のステップを踏むと、めでたくお付き合い開始です。

中にはステップの途中でいきなり「告白」「体の関係を持つ」に飛ぶこともよくありますので、必ずしも5ステップすべてを踏む必要はありませんが、お付き合いにいたるには、5ステップのうちどれかは必要です。

好きな人と付き合いたいなら、上記の「お付き合いにいたる5ステップ」を片っ端から試すことにより、お付き合いにいたる成功確率を上げていきましょう。

女性からアプローチする方法

1 現状確認をする

まずは相手のリサーチです。相手に恋人がいるか、恋人をほしがっているか、相手に好きな人がいるか、といった基本情報をリサーチしましょう。周囲に聞くのでもいいし、本人にさらっと聞くのでもいいでしょう。

「相手に恋人がいるかどうかわからない」状態で「どうすれば付き合えるんだろう……」と悩む女性はそこそこ多いですが、はっきり言って「恋人の有無」程度の基本情報を知らないようでは「恋愛対象外」も同然です。まずは現状リサーチです。

2 好感度を上げる

情報リサーチが済んだら、次は「相手からの好感度を上げる」フェーズです。まずは話をして、「わかるー!」「だよね」など相手に共感します。

人間は、自分と近い属性や考え方を持つ人間に好意を抱く生き物です。営業や交渉でも「相手の意見や属性に共感を示し、自分が近いと思わせる」ことは常套手段と言えます。ばんばん使って好感度を上げましょう。

好感度を上げたところで「2人きりで長く話す時間」を持つために、ごはんに誘います。最初やお茶やランチ、飲みなどの軽いものでよいです。そこでまた好感度を上げます。しばらくは「2人で会い好感度を上げるデート」を繰り返します。

3 好意を示す

好感度を上げつつ、「私はあなたが好き」ということを態度で示します。具体的には「よく笑う」「楽しそうにする」「『そういう考え方めっちゃ好きなんだけど!』など、ちょいちょい“好き”という単語を会話に入れる」などです。

人間は、好意を示されたらうれしい生き物です。恥ずかしがらず、好意をダダ漏れさせ、相手に「この子、俺のことが好きなのかな?」と意識をさせます。

4 「お互いに恋愛対象として意識している」雰囲気かどうかを確認する

2と3を繰り返しながら、「お互いに恋愛対象として意識している雰囲気かどうか」を確認します。

自分からごはんに誘うだけではなく、相手からもお誘いがくるようになっていたりしたら、十分でしょう。まだ相手からの好意が高まっていないと感じたら、ひたすら2と3を繰り返します。

5 お付き合いを申し込む

お互いにじゅうぶん意識していると感じたら、いざお付き合いの申し込みです。告白が最も成功しやすいのは「2人ででかけるようになって3カ月」と言われているので、3カ月以内に告白に持ち込むことがベターです。

3カ月以上だらだらとデートを続けていると、「なかなか告白されないな」「自分の勘違いだったのかな」と相手の期待値が下がってきます。最も期待値が高い3カ月め(遅くても半年以内)に告白することがオススメです。

男性にアプローチさせる方法

「女性からアプローチする方法」の1~5と基本的には同じです。ただ、「ごはんに誘う」を「ごはんに誘ってもらう」、「告白する」を「告白される」に変えるだけ。アプローチしてもらう方法は、下記のとおり。

「えー楽しそうー! 行ってみたいー!」と言い、相手に誘ってもらう

どこか共通で楽しめるような場所の話をして、「楽しそう! 一緒に行こうよ!」ではなく、「楽しそうー! 行ってみたいー!」と伝えます。あくまでも「向こうから誘う」体ではありますが、言外に「誘って!」とがんがんアプローチする必要があります。

恋愛話をして、ほぼ告白に近い言動をする

「恋愛」の話をして、「私はあなたのことを恋愛対象として見ています」と言外で伝えます。「○○くんの恋人だったらいいのに」「私も恋人がほしい」などです。もはや告白をしていない告白のような言葉で、相手をドキドキさせて「この子は自分のことが好きだ」と確信を持たせます。

これらのテクニックで重要なのは、「告白しても私はオーケーですよ」「失敗しませんよ」という確信を持たせる言動をすること。

男女ともに、恋愛で失敗するのは怖いです。そのため、「私に告白しても絶対に失敗しないから」と言外で伝える必要があります。

もはや「告白はしないが、告白に限りなく近い言動をする」といってもいいでしょう。相手がオクテであればあるほど、はっきりとわかりやすく言外で伝える必要があります。

参考記事はこちら▼

好きな人に告白させるテクニックを徹底解説します。

付き合いたいなら、好感度を上げる&好意を示すスキルを磨こう

好きな人にアプローチする場合もアプローチされる場合も、「相手の好感度を上げる」「自分の好意を素直に示す」スキルが必要です。モテ女子、肉食女子と呼ばれる人たちは、このスキルをだいたい両方とも持っています。

これらのスキルは営業や交渉でも使える基本戦術なので、使えるようになって損になることはありません。ぜひ練習してばんばん使いましょう。なお、「アプローチする」より「アプローチされる」ほうが、より難易度が高いため、まずは「アプローチする」ことから始めるほうが無難です。「恥ずかしいからアプローチされたい」と言っているだけでは、お付き合いにいたる可能性は低いままです。「アプローチされることは、自分からアプローチしているのとほぼイコール。言外で気持ちを伝えるため、より高度なアプローチスキルが必要だ」と腹をくくりましょう。

「恥ずかしい」「失敗が怖い」という人は、本命にアプローチする前に、マッチングアプリや恋活パーティーなどを使って練習してみるのもいいでしょう。経験した人間がスキルを習得します。「まずはやってみる」と気軽にトライしてみることをオススメします。

(ぱぷりこ)

※画像はイメージです

※マイナビウーマン調べ
調査日時:2016年8月4日~9月6日
調査人数:113人(22歳~39歳の男性)

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