「おばさん」に一直線の食材&食事! 知っておきたい3つのポイント
■動脈硬化が起きると老化が早まる!?
「最近お肌のハリがない」「まわりから『疲れてる?』と聞かれるようになった」こんな悩みはありませんか? もしかしたら老化が早まっているのかもしれません。老化は、生活習慣によって進みやすくなったり、逆に遅らせたりすることができます。老化の主な原因は、血管の動脈硬化です。血管は全身くまなく走っていますので、血管が老化してくると全身の老化につながります。では、動脈硬化を促進し老化を早めてしまう食べ物や食事についてまとめてみましょう。
糖分や脂肪分の多い食べ物
食品の成分表示には、「○○キロカロリー」という数字が書いてありますね。この数字は、簡単にいうと体に取り込まれたときにどのくらいの量のエネルギーになるか、ということを表しています。糖分や脂肪分は、エネルギーのかたまりです。おなかがすいているときに食べるのはもちろん必要なのですが、とりすぎてしまうと老化を早めてしまいます。これは、血糖値が上がると血管の動脈硬化が進行してしまうためです。
普段の食事から、「腹八分目」を意識して、満腹になるまで食べないようにしましょう! 食物繊維の多い食材は低カロリーですので、こういったものをよく噛んで食べると、たくさんの量を食べなくても満腹感が得られると思います。逆に、糖分が多く含まれている炭酸飲料、お菓子は、少しであってもカロリーが高いので、食べすぎないように注意しましょうね。
トランス脂肪酸の多い食べ物
油が古くなって酸化すると、トランス脂肪酸に変わります。このトランス脂肪酸は、動脈硬化を促進させてしまうのです。トランス脂肪酸は、マーガリン、ショートニングに多く含まれています。直接食べなくても、お菓子やパンなどの材料に使われていることがありますので、成分表示をよく確認しましょう。また、何度も揚げなおしたり電子レンジで再加熱した揚げ物にもトランス脂肪酸が増えていますので、なるべく揚げ物は作り置きしないで、作ったらその日のうちに食べきるようにしましょう。
塩分の多い食べ物
塩分のとりすぎも、血管の動脈硬化を進行させてしまいます。日本人は1日で平均10gの食塩をとっているという統計がありますが、理想的には6g以下が推奨されています。しょうゆ・塩・みそなどの調味料はなるべく控えて、素材の味を生かしたり、だしで味付けしたりして工夫するとよいでしょう。特にお酒を飲む方では、おつまみにたくさんの塩分が入っていますので注意してくださいね。
(文:36歳女性内科医/Doctors Me、構成:マイナビウーマン編集部)
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※この記事は 総合医学情報誌「MMJ(The Mainichi Medical Journal)」編集部による内容チェックに基づき、マイナビウーマン編集部が加筆・修正などのうえ、掲載しました(2018.06.14)
※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください
※この記事は2015年02月08日に公開されたものです