【筆跡診断】お金が貯められる人になる筆跡とは?
文字の書き方の癖は、その人の心理や性格を読み解くヒントになります。文字の大きさや筆圧、はね、はらいなど、あなたはどんな文字を書くでしょうか? この連載では、心理カウンセラーで筆跡アナリストの関由佳さんが、筆跡心理学の観点で性格分析のポイントを解説します。
貯金をしたいと思いながら、実際にはなかなか貯められていないという方も少なくないのでは?
筆跡心理学では「貯金ができる性格」に見られる文字の癖というものがあります。そして文字の書き方を意識することで、徐々に性格にまで影響を与えられるのが筆跡心理学のおもしろいところです。
今回は、貯金ができる性格を筆跡診断していきましょう。
「貯金ができる筆跡」を見極めるポイント
今回紹介する分析ポイントは2つ。紙とペンを用意して筆跡をチェックしてみましょう!
(1)「口」の隙間をチェック
まずは、「口」という文字を書いてみてください。チェックするポイントは3カ所の角です。
1画目と2画目の接する部分である左上は、お金や人脈、情報の入り口です。左上が開いていると、収入やその源となる要素が入ってきやすいと考えます。
そもそも、左上が開いている人は、オープンマインドタイプ。心にゆとりがあって寛容であり、臨機応変な対応が得意です。そのため、仕事がデキる人にも多い筆跡でしょう。
つまり、有能で人との繋がりがあり、情報を得る機会も多いため、お金が入ってきやすいと考えられるのです。
逆に、下の左右の角はお金の出口。左右どちらもぴったり閉じている人は、堅実な性格といえます。けじめがつけられるタイプで、オンオフの切り替えも上手でしょう。
左右どちらかが開いてしまう人は、人当たりが良く楽観的な性格。その分、お金や人付き合いにややルーズさがあるかもしれません。例えば、お金がないにもかかわらず、人にごちそうしたり、その時の気分で散財したりしてしまうのです。無駄遣いをしないよう、下の角は左右共にきっちり閉じましょう。
まとめると、「お金が貯められる」という点でベストな「口」の筆跡は、上の角が開いていて下の角は閉じているタイプ。
上も下も開いている人は、お金が入ってくるけれど貯められないタイプ。上も下も閉じている人は、限られた収入の中で堅実にやりくりするタイプ。上が閉じていて下が開いている人は、なかなかお金が貯まりにくいタイプでしょう。
(2)下に伸ばす縦棒の長さはどれくらい?
「申」「帰」「市」など、縦棒を長く伸ばして書く人は、結果にこだわって最後まで諦めない性格の持ち主。最後の1画をわざわざ丁寧に長く伸ばすというのは、できる限り労力をかけようとする気持ちの表れです。
ここでのポイントは「結果にこだわる」というところ。できるだけ良い成果を出したいという気持ちが強い人は、貯金に関しても目標達成に向けて努力をし続けられる人といえるでしょう。
また、諦めない性格なだけに、出世しやすい筆跡とも考えられています。仕事で出世すれば、それだけ収入アップも見込めるということです。
筆跡で性格は変わる?
「筆跡を変えたからって性格が変わるなんて……」と疑問に思う気持ちはよく分かります。確かに、文字の書き方を変えたからといって、その瞬間からすぐにお金が貯まるわけではありません。
筆跡によって性格を変えるには、少なくとも半年~1年ほどかかります。長い時間をかけて文字の癖を見直すことで、文字を書くたびに「貯金できる性格になるぞ」と思い出し、徐々にその思いが性格として刷り込まれていくのです。
前回の記事でも書きましたが、生活環境が変わることで自然と筆跡が変わる時もあります。上述した縦棒を長く伸ばす筆跡についても、実際に、今までは長く伸ばしていた人が育児をするようになって時短勤務になったところ、縦棒が短くなったというケースがありました。
やはり筆跡と生活環境には、ある程度のつながりがあると考えられるのです。つまり、筆跡を変えることで意識が変わり、生活環境にも変化が出る可能性はあるでしょう。
貯金しやすい性格とは、単にお金を貯める能力があるというだけでなく、仕事人として有能な資質を持っているともいえます。筆跡を変えて、仕事も貯金力もグレードアップさせましょう!
(関由佳)
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※この記事は2024年01月24日に公開されたものです