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「お役に立てて何よりです」の意味とは? 正しい使い方と例文・言い換え表現

にほんご倶楽部

「お役に立てて何よりです」の言い換え表現

「お役に立てて何よりです」には、どのような類似表現があるのでしょうか。言い換え表現もマスターして、相手や場面によって使い分けてみましょう。

(1)「お役に立ててうれしいです」

「何より」を「うれしいです」に言い換えることで、よりダイレクトに気持ちを伝えられるフレーズです。

ただし「うれしいです」というフレーズは、「何よりです」よりもさらにカジュアルな印象を与えます。

このフレーズを使う相手は、社外の人や上司などではなく、同僚などより近しい間柄の人のみにとどめておきましょう。

(2)「お力になれて良かったです」

「お力になれて良かったです」は、「お役に立てて何よりです」よりもさらに分かりやすくカジュアルに伝えられる表現です。

「お役に立ててうれしいです」同様、使用場面や相手には注意しましょう。

また「良かったです」は、口語的な表現です。ビジネスメールや手紙などには使用しない方がベターでしょう。

(3)「お役に立てて光栄です」

「何よりです」を「光栄です」に変えると、よりかしこまった印象のフレーズになります。

 

こう‐えい〔クワウ‐〕【光栄】

[名・形動](スル)
1 業績や行動を褒められたり、重要な役目を任されたりして、名誉に思うこと。また、そのさま。「—の至り」「身に過ぎて—なこと」

2 栄えること。栄えさせること。

「みな戦死して英国を—す」〈中村訳・西国立志編〉

(『デジタル大辞泉』小学館)

このフレーズの場合は(1)の意味が当てはまります。「お役に立てて光栄でございます」とすると、さらに丁寧な印象となるでしょう。

「お役に立てて何よりです」は褒められた時の返事に使える

「お役に立てて何よりです」は、ビジネスシーンにおいて褒めてもらったことに対し、喜びや感謝の気持ちを伝えられるフレーズです。

他の言い換え表現も用いることで、カジュアルにもよりかしこまった印象にもなります。ぜひ場面や相手に合わせて使い分けてみましょう。

(にほんご倶楽部)

※画像はイメージです

※この記事は2023年12月26日に公開されたものです

にほんご倶楽部 (敬語・ビジネス用語専門編集プロダクション)

いつも使っているけれど間違った認識も多い「敬語」や「ビジネス用語」。人にはなかなか聞けない常識から応用編まで、日本語に関する情報を発信。

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