【実録】やってはいけないNGプロポーズ#29歳の婚活レポ
こんにちは。29歳で結婚相談所に入会した編集部たじーです。
20代最後というノリと勢いで相談所に入会して約3カ月、結局、ノリと勢いでCさんとの成婚退会を決めてしまいました。この婚活で得た学びとしては、「私はノリと勢いで大事なことを決めがち」ということです(笑)。
そして成婚退会したとなれば、残るイベントは婚約、入籍! さて、恋愛ご無沙汰女の婚活ライフは無事に幕を閉じることができるのでしょうか……。
出会いが結婚相談所でもプロポーズされた?
成婚退会をして4カ月がたち、Cさんを家族や友人に紹介した私。
人当たりの良さがピカイチの彼はなんだかものすごく気に入られ、「大切な人たちがCさんを”私の家族”と認識してくれた」ことで、Cさんに対して徐々に家族(候補)という安心感が芽生えてきました。
というわけでCさんとは「ここまできちゃったし、結婚しちゃうか!」という雰囲気になり、あれよあれよと結婚の流れに。私が30歳になる誕生日に入籍しようという話になっていました。
入籍日が決まっている上に、出会いは結婚相談所。普通の恋愛のように「いつプロポーズされるかな♡」というドキドキは良くも悪くもゼロ……。
しかし、数年にも及んだ我が婚活ライフを(最後くらいは)ロマンチックに締めたかった私。「プロポーズってあるよね!?!?」という圧をかけ続けていたところ、Cさんからは無事にプロポーズをしてもらうことができました。
そう、ちょっとだけ予想外の形で。
男Cが夫になったプロポーズの流れ
結婚前にとりあえず同棲してみようと、一緒に住むアパートを決めた私たち。契約のために不動産屋さんへ行くその日、Cさんから急に「予定があるから行けない」という不穏なLINEが届きます。
行けないのなら仕方ないので、私1人で契約へ行くことに。無事に契約を済ませて帰宅すると、なんとそこには合い鍵を使って私の家へ勝手に侵入したであろうCさんの姿がありました。
「いや、今日行けないって言ってたじゃん」とイライラしつつ部屋に入ると、テーブルの上には手作りのごはん(スープとカルボナーラ)と、謎を深めるバラの花束。そして、「Will you marry me?」と書かれたプレート付きのケーキが置いてあります……。
「ウィルユーマリーミーってどういう意味だっけ?」とフリーズしていたところで、Cさんから日本語で「結婚してください」と言われて初めて、それがプロポーズであることに気がついたのでした。
――私が出した答えはイエス。正直、宵越しの銭は持たないタイプの私はもっと盛大なプロポーズを期待していたのですが(小声)、Cさんらしい温かな演出に、真剣交際を受け入れた時とは違って、今度は心の底からイエスと言えたような気がします。
ちなみに余談ですが、プレゼントのセンスがいつもちょっぴり微妙なCさん。後から聞いた話では、プレート付きケーキはまさかの駅ナカのケーキ屋さんで注文。店員さんに「”Will you marry me?”って書いてください」と言ったところ、「えっ、初めて書きます!」と驚かれてしまったんだとか。
どうりでその文字はちょっと震えていました。今ではそんな倹約家な夫Cにお金の使い方をリハビリしてもらっている身なのでもう何も言えませんが、これからプロポーズする人は、ネットでちょっといいケーキ屋さんを探すことをおすすめします(笑)。
欲しかったのは「彼氏」じゃなくて「家族」だった
それから半年後、台風で雨が吹きすさぶ日に「これは入籍やめとけという神のお告げかもしれない」なんてドキドキしながらも婚姻届を提出しに行き、無事に入籍をキメることができました。
結婚してみて気づいたのは、「彼氏」としては正直好きかどうか分からなかったCさんが、「家族」としては最高のパートナーだったということ。私が欲しかったのは、キュンキュンさせてくれる彼氏というよりも、普通の毎日を一緒に過ごしてくれる家族だったのだということも分かりました。
こうして、私の数年間に及ぶ婚活は終了。憧れていたロマンチックな恋愛は来世までお預けのようですが、今は「これでよかった!!!」と大声で言うことができます。
そしてもうすぐ、子どもが生まれる予定です。もしかしたら子育てで大げんかをして、次の連載では「タジリコン(離婚)」とか書いているかもしれないのですが……(笑)。最近では持ち前の体育会系パワーで(家計以外の)主導権を全て握ることに成功したため、Cさんとなら何があっても大丈夫な(言いくるめられる)はず。
というわけで、本連載を終わりにしたいと思います。最後までお付き合いいただいたみなさん、ありがとうございました! みなさんに(私にも)幸あれ!!!
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#タジコン-29歳たじーの婚活記-
(文:たじー/マイナビウーマン編集部、イラスト:ナガミネショウコ)
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マイナビウーマン編集部の同僚、たにしも私と同じくアラサー女子。彼女はマッチングアプリで飲み仲間を探していたら、なんと結婚してしまったのだそう(そんなことあるゥ?)。そんな奇跡の飲み活(?)の詳細は以下の連載をチェックしてみてください。
※一部画像はイメージです
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※この記事は2023年12月22日に公開されたものです