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【婚活の実情】30代男性は無謀な条件を設定しがち?

中田ボンベ@dcp

結婚相談所やマッチングアプリなどで婚活を行う際は、お相手の希望条件を設定します。ただ、高望みした無謀な条件を設定すると、なかなかマッチングは難しいですよね。

では、実際にそうした「高望みした条件での婚活」は無謀なものなのでしょうか? 今回は、「30代男性」を対象に婚活の実情を調べてみました。

そもそも30代男性ってどんな婚活をしているの?

まずは、現在婚活をしているという30代男性に、どのような方法で婚活を行っているのかを聞いてみました。

30代男性がしている婚活方法ランキング

Q.どのような婚活をしていますか?

※有効回答数193件、第9位以下省略

どのような婚活をしているのか聞いてみたところ、もっとも多かったのが「マッチングアプリ」による婚活でした。いろんなマッチングアプリが登場しており、利用者も多いそうですから、現在もっともポピュラーな婚活なのかもしれませんね。次に多かったのが「婚活パーティー」です。こちらもいろんなコンセプトのパーティーが開催されるなど人気があります。ほかには、「結婚相談所」を利用している人や「知人・友人からの紹介」を頼りに婚活を行っている男性も少なくないようです。

なぜその方法で婚活をするの?

続いて、上の質問で挙がった上位5つの婚活方法について、その方法を選んだ理由を聞いてみました。

「マッチングアプリ」で婚活をしている理由
・「利便性がいいから。また、移動しながらいつでも婚活が可能となるから」(33歳/建設・土木)

・「利用方法が一番わかりやすく、気楽にはじめることができるから」(38歳/不動産)

「婚活パーティー」で婚活をしている理由
・「人数が多くいろいろな女性と話せて、出会いのチャンスが多いので、パーティー形式に行っています。私が行っているのは、お見合い回転形式で、全員と必ず話せるのでいいと思います」(33歳/情報・IT)

・「相手も本気の人だけが来るし、いろいろな人に効率的に会える」(36歳/金属・鉄鋼・化学)

「結婚相談所」で婚活をしている理由
・「ひとりの女性としっかり向き合える。カウンセラーのサポートがある」(38歳/ソフトウェア)

・「結婚相談所は審査などがしっかりしているので安心感がある」(38歳/電機)

「知人・友人からの紹介」で婚活をしている理由
・「友人からの紹介のほうが、変な人と出会うことが少なそう」(33歳/商社・卸)

・「知人からの紹介であれば、自分の好みをある程度理解してくれているので、相性のいい人が紹介してもらえそうだから」(34歳/その他)

「合コン」で婚活をしている理由
・「気軽に異性と出会えるから」(35歳/医療・福祉)

・「ラフな感じで楽しいから」(33歳/金融・証券)

マッチングアプリはスマホがあればどこでも婚活できる利便性、婚活パーティーは複数の女性と直接会うことができる点、結婚相談所はカウンセラーのサポートや信頼性の高さがポイントのようですね。また、知人・友人からの紹介は、相手の素性があらかじめわかることや、できるだけ好みの人を紹介してもらえるのが魅力とのこと。合コンはラフに出会えることが魅力という回答が多く挙がりました。

無謀だと思った条件と追加した条件

マッチングアプリや婚活パーティー、結婚相談所を利用する場合には、求める条件をいくつか設定することになります。そこで、「相手女性に求める条件」について調べてみました。

無謀な条件でお相手を探していた経験ってある?

まれに、「ちょっと無謀かな」という条件を設定してしまうこともありますね。では、無謀な条件で相手を探していた経験のある人はどのくらいいるのでしょうか? 婚活経験のある男性に聞いてみました。

Q.無謀な条件を設定して婚活をしていた経験はありますか?

※有効回答数193件

婚活経験のある男性の28.0%が、「無謀な条件で婚活をしたことがある」と回答しました。多くの男性は無理のない条件を設定して婚活をしているようですが、高望みした条件を設定していた男性も少なからずいるようです。

婚活当初から希望条件が変わった?

上の質問で「はい」と回答した男性54人は、無謀な条件を設定したまま婚活を続けたのでしょうか? それとも希望条件を変えたのでしょうか? 聞いてみました。

Q.婚活を続けるなかで希望条件を変えましたか?

※有効回答数54件

「無謀な条件を設定して婚活をした」という男性の約80%が、婚活を続けるなかでその条件を変えたとのこと。やはり無謀な条件のままではいい人と巡り合うことができなかったのでしょう。

変えた条件は?

では、「変更した無謀な条件」とはどんな条件だったのでしょうか? 上の質問で「希望条件を変えた」と回答した男性43人に、変更した条件と理由を聞いてみました。

年齢
・「高望みしすぎていたと思ったので」(39歳/小売店)

容姿
・「なかなか今の自分に自信が持てないので、相手にも容姿の条件を求めるのはちがうかなと思ったから」(37歳/その他)

収入
・「相手の収入にこだわっていたら、出会いが少ないから」(31歳/学校・教育関連)

学歴
・「学歴は出会いに関係がないと感じたから」(33歳/建設・土木)

婚歴なし
・「バツイチ子持ちもアリとした。特にこだわりがないから」(33歳/医療・福祉)

もっとも多く挙がったのが「年齢」でした。年下を求めすぎてうまくいかず、条件を変更することになった男性が多いようです。また、高いレベルの「容姿」を求めた結果、変更せざるを得なくなったケースも少なくありません。ほかにも「収入」や「学歴」「婚歴なし」といった回答も挙がっています。これらのポイントで高望みしすぎるとそもそも出会いの数が少なくなってしまいますよね。

条件をどのように変えた?

上の質問で「希望条件を変えた」と回答した男性に、どのような条件に変えたのか、新たに追加した条件は何だったのかも聞いてみました。

対象年齢を広げた
・「自分の加齢に伴い年齢を少し上げてみた」(35歳/その他)

家庭的であること
・「長く付き合うには必要」(38歳/機械・精密機器)

料理ができる
・「まったく考慮してなかったわけではないけど、より重要視するようになった」(35歳/その他)

住所が近いこと
・「近場でないと、なかなか時間を合わせて会う機会を作れないから」(37歳/その他)

共通の趣味
・「アウトドアが好きな人。どこかへ行くきっかけになりそうだから」(37歳/医薬品・化粧品)

求める条件をどのように変えたのか聞いてみたところ、ほとんどの男性が「対象年齢を広げた」と回答しました。年齢を高望みしすぎて失敗したと回答した男性が多かったのですから、当然かもしれません。ほかにもさまざまな条件が挙がりましたが、どれも基本的な条件ばかりです。とりあえず最高の条件を設定しておく男性が多いのかもしれませんね。

30代男性が成婚するための心得

最後に、30代男性が成婚するための「心得」を男性に聞いてみました。

自分の価値を見極めること

・「まずは自己分析をよくする。特に自分の欠点はきちんと認め、どこを自然に妥協できるか、相手に理想を求めすぎないかといった視点で相手のいいところを見るようにする」(36歳/情報・IT)

理想を押しつけないこと

・「相手に多くの理想を求め、押しつけてはいけないと思う。自分を客観視してから、相手に求める条件を絞ればいいと思う」(37歳/その他)

いろんな人と会うこと

・「今までよりも自分から話しかけるようにするというような心構えだけでもいいので、20代のころよりも自分なりに積極的になることを心がける」(38歳/商社・卸)

諦めないこと

・「自分の理想とする人にはなかなか出会えない。しかしきっといい人は見つかるので、諦めないほうがいい」(34歳/その他)

謙虚に振る舞うこと

・「謙虚で素直に。偽って背伸びしてもいいことはない」(37歳/医薬品・化粧品)

さまざまなアドバイスが挙がりましたが、特に多かったのが「自分の価値を見極めること」でした。自分自身を理解していないと、自分に合わないタイプの女性を求めたり、いい出会いを見逃したりしてしまいます。また、自分を知れば、理想を押しつけることもなくなるでしょう。ほかには、諦めずに積極的にいろんな人と会うことも、いい人と巡り合うには大切です。そして、いい出会いがあったら、常に謙虚に振る舞うことを心がけましょう。

身の丈に合った条件を設定しよう!

婚活経験のある男性のうち、およそ3割が「無謀な条件」を求めて婚活を行っていたとのこと。そうした無謀な条件を求めていた男性のおよそ8割が、後に条件の変更を余儀なくされていますから、「無謀な条件での婚活はうまくいかない」という傾向があります。

また、自己分析ができていないと、どのような条件にすればいいかわからないもの。婚活をはじめる際には、まずしっかりと自分と向き合い、その上で条件を設定しましょう。「譲れない条件」だけを大切に婚活を行えば、いい人に出会える可能性も高まるでしょう。

(中田ボンベ/dcp)

※画像はイメージです

※マイナビライフサポート調べ
調査日時:2019年3月8日~3月9日
調査人数:193人(30~39歳の婚活中男性)

※この記事は2022年09月05日に公開されたものです

中田ボンベ@dcp

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