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「賜りますよう」の意味とは? 使い方や注意点を解説(例文付)

にほんご倶楽部

「賜りますよう」の類語・言い換え表現

「賜りますよう」は丁寧な敬語表現として使えます。しかし、シーンや相手によっては堅苦しい印象を持たれてしまうことがあるかもしれません。

そこで、「賜りますよう」に似た意味のフレーズを知っておくことで、状況に合わせて言い換え表現が使えます。ここでは「賜りますよう」の言い換え表現を見ていきましょう。

(1)「くださいますよう」

「賜りますよう」よりもカジュアルな表現として「くださいますよう」があります。例えばお客様に注意喚起をする時に「ご注意くださいますようお願い申し上げます」といった言い方ができます。

「賜りますよう」だとかえって堅苦しくなってしまうような場面では、シンプルに「くださいますよう」に言い換えても良いでしょう。

(2)「いただけますよう」

「いただける」は「○○してもらう」や「○○をもらう」といった言葉の謙譲語。「賜りますよう」と同じく、何かをやってほしい時に使える表現です。

ちなみに何かをしてもらいたい時に使う場合は「頂けますよう」ではなく、「してもらう」の意味である「いただけますよう」のひらがな表記にしましょう。

(3)「お願い申し上げます」

「賜りますようお願いいたします」では回りくどい表現になってしまう時は、シンプルに「お願い申し上げます」と言い換えても問題ありません。

特に直属の上司や先輩など近しい相手にお願い事をする時は、「賜りますよう」だと丁寧すぎる表現になってしまうことがあります。「お願い申し上げます」といった分かりやすい表現も取り入れていきましょう。

「賜りますよう」を正しく使おう

「賜りますよう」は上司やお客様、取引先など目上の人に対して、「○○してほしいです」といったお願い事をしたい時の丁寧な表現です。

ただし、使い過ぎてしまうと回りくどい印象になってしまうこともあります。正しい意味を理解した上で、適度に言い換え表現も取り入れていきましょう。

(にほんご倶楽部)

※画像はイメージです

※この記事は2023年11月28日に公開されたものです

にほんご倶楽部 (敬語・ビジネス用語専門編集プロダクション)

いつも使っているけれど間違った認識も多い「敬語」や「ビジネス用語」。人にはなかなか聞けない常識から応用編まで、日本語に関する情報を発信。

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