「賜りますよう」の意味とは? 使い方や注意点を解説(例文付)
「賜りますよう」を使う時の注意点
「賜りますよう」は丁寧な表現ですが、お願い事をするニュアンスがあるからこそ、一歩間違えれば失礼になってしまうかもしれません。
そこでここでは「賜りますよう」を使う時の注意点を3つご説明します。
(1)頻繁に使わないように注意する
「賜りますよう」は、頻繁に使いすぎると冗長な印象になってしまいます。
特に気をつけたいのが、ビジネスメール。メールでは読みやすさを考えた上で、似たような表現を並べないよう注意が必要です。相手に複数のお願い事がある時、その度に「賜りますよう」を使わないように気をつけてください。
(2)「賜りたく」「賜れれば」なども使い分ける
「賜りますようお願い申し上げます」だけでなく他の言い方にすることで、文章が被ってしまうことや回りくどい表現を避けられます。
例えば「賜りたく存じます」や「賜れれば幸いです」など、別の表現に変える方が、シンプルで伝わりやすい場面もあるでしょう。
(3)シーンによっては別の表現を使う
「賜りますよう」という表現は「してほしい」を丁寧にした敬語です。敬語として目上の人に使いますが、どちらかと言えば普段関わりが薄い取引先やお客様に対してなど、距離が近くない目上の人に向けて使うことが多いです。
普段から接する機会が多い先輩や直属の上司に使うと、かえって堅苦しい印象になってしまいます。「賜りますよう」ではなく、比較的カジュアルな「いただけますよう」など別の敬語表現に変えた方が良い場面もあるでしょう。