「取り組んで参ります」の意味とは? 使い方も解説(例文つき)
「取り組んで参ります」を使う時の注意点
「取り組んで参ります」を使う時は、以下の点に注意しましょう。
(1)何に取り組むのか示す
「取り組んで参ります」は、頑張りたい気持ちを表すのに便利な表現です。ただ、具体的に何に取り組むのか示さないと、相手に言いたいことが伝わりにくくなってしまいます。以下の例を見てみましょう。
悪い例:「チームに貢献できるよう、一生懸命取り組んで参ります」
良い例:「チームに貢献できるよう、スキル向上やチーム運営に一生懸命取り組んで参ります」
悪い例では何に取り組むか具体的に示されていないため、聞いた側は「頑張りたいのは分かるけど、何をしてくれるの?」と疑問に思うかもしれません。
一方、良い例では何に取り組むか明確に示しているため、今後やろうとしていることを聞き手にしっかりイメージしてもらえるでしょう。
(2)表記は「取り組んでまいります」が一般的
「取り組んで参ります」の「参ります」は、補助動詞です。
補助動詞とは、他の動詞(この場合は「取り組む」)とセットで使われ、本来の意味が薄れた動詞のこと。補助動詞は、ひらがなで表記するのが一般的です。
「取り組んで参ります」でも間違いではありませんが、「取り組んでまいります」の方が違和感は少ないでしょう。