「敬服いたします」の意味とは? 使い方や類語を紹介(例文つき)
「敬服」の類語・言い換え表現
「敬服」は、以下のような言葉に言い換えることも可能です。
(1)「心服」
「心服」とは、「心から尊敬して従うこと(出典:『デジタル大辞泉』小学館)」という意味です。「敬服」に近いですが、「従う」という意味合いを持つ点が異なります。
尊敬する相手に対して直接「心服いたします」と使うよりも、第三者に対して「○○先生は私が心服する恩師です」のように使うのが一般的です。
(2)「尊敬」
「尊敬」も「敬服」の言い換えとして使いやすいワードです。その人の人格だけでなく、行為・業績などについて使えます。
また、「敬服」は主に同じ立場か目上の相手へ使われますが、「尊敬」は相手の立場に関係なく使われます。
(3)「脱帽」
「脱帽」は、「相手に敬意を示すこと。感服すること(出典:『デジタル大辞泉』小学館)」という意味です。敬意を表す行為として帽子を脱ぐ西洋のマナーに由来するといわれています。
「脱帽」には「降参して相手を認める」というニュアンスもあるため、目上の相手には使わないようにしましょう。
「敬服いたします」は深い尊敬の念を伝える言葉
「敬服いたします」は、相手に深い敬意を伝えられる言葉です。例えば、仕事で成果を出している先輩や人格の優れた上司に対して、尊敬の気持ちを伝えたい時に使えます。
似た言葉に「感服」がありますが、こちらは主に目下の相手に使われることが多いため、目上の相手に使わないよう気をつけましょう。
今回紹介したポイントを押さえて「敬服いたします」の使い方を知り、ビジネスフレーズとして活用してみてくださいね。
(にほんご倶楽部)
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※この記事は2023年07月27日に公開されたものです