#4 美容エディター・ライターの場合
ありのままの自分を好きになりたいけれど、受け入れられない。「ボディポジティブ」という言葉はあるけれど、体現するのはそんなに簡単なことじゃありません。この連載では、読者世代の輝く女性たちに、“自分のカラダ”を好きでいるためのメソッドを教えてもらいます。
ありのままの自分を好きになりたいけれど、受け入れられない……そんな方も多いのではないでしょうか? 「ボディポジティブ」という言葉がありますが、体現するのはそんなに簡単なことじゃありません。
だけど、ありのままの自分を受け入れて、堂々と生きている女性はかっこいい! そんな輝く女性は、どんなことを大切に過ごししているのでしょうか?
第4回は、美容・健康ジャンルを中心に活躍するフリーエディター&ライターの井上ハナエさんに、“自分のカラダ”を好きでいるためのメソッドを教えてもらいました。普段から美容や健康にまつわることを積極的に取り入れて、多くの人に発信する彼女は、いったいどのように自分のカラダと向き合っているのでしょうか?
「できないんじゃなくて、やらない」自分を肯定してあげる大切さ
井上ハナエさん
美容・健康ジャンルを中心に幅広いテーマを手がけるフリーランスエディター&ライター。約10年のクラシックバレエ経験で自分の体と向き合うことを、20代前半に勤務していた美容皮膚科で医学的観点から美肌メソッドについて学んだことが、現職のルーツとなっている。「好きなものが多いほど人生は豊かになる」をモットーに、趣味のマンガやアイドル鑑賞では推し増しを繰り返している。
Q1.自分のカラダのチャームポイントを教えてください!
しっとり吸いつくような肌ざわりです。スクラブや拭き取り化粧水で古い角質汚れをつるんとオフし、ボディミルクと高密着なゲル状シートマスクで肌をもちもちに保湿するのがお気に入り! 実は、私は20歳頃までアレルギー性皮膚炎の影響で全身ガサガサでした。自分の肌状態を観察して治療とスキンケアを見直す習慣をつけて以降、肌がどんどん健やかに整っていき、今では「肌ざわりが好き」と言えるまでに。
造形や見た目は生まれ持った個性の領域が広く、コンプレックスがあっても簡単に変えられるものではない。その点、肌のテクスチャーは保湿ケアだけでもすぐに変化が感じられるし、歳月を重ねて手間をかけるほどに洗練されていく。つまり、打てば響く絶好のお手入れポイントなんです。自分の体をポジティブに捉えるためにも、生まれ持った個性を引き立てる健康的な肌づくりを楽しみたいと思っています。
Q2.自分のカラダを好きでいるためのマイルールはありますか?
ほどほどにサボること。気持ちに余裕がない時はやる気がまったく出ないけれど、「できていない」ことに意識が向くと落ち込んでしまうから、「できないんじゃなくて、今日はやらない」と考え方を切り替えます。
そして潔くサボった当日か翌日は、大好きな温泉にのんびり浸かるのが定番。温泉は浸かるだけで肌がツルツルになるので、お手入れをサボりながらもスペシャルケアが叶うのです。心身の疲れもお肌も癒やされるし、私にとっては一石何鳥にもなる最強のパワースポット!
温泉といっても車でふらっと行ける距離で、夜中まで営業している近所の天然温泉スパに行くことがほとんど。視界をガラッと変えるのは気分のリフレッシュにもなるので、タイミングが良ければ日帰り温泉か温泉旅行に出かけることもあります。
Q3.食事で気をつけていることはありますか?
29歳で潰瘍性大腸炎を患ってから、腸内環境を良くする食事を心がけるように。発酵食品、きのこ類、海藻類、ネバネバ系など、善玉菌のエサになるような食材を積極的に取り入れて、食事では補いきれない水溶性&不溶性の食物繊維は『rashiku 腸活』のサプリで補っています。
また肌トラブルを未然に防げるようにインナーケアにも気をつけています。抗酸化作用が高いビタミンCを1日で2000gも摂取できる『オバジC インナーリポショット』と、肌あれや吹き出物の緩和をサポートする成分をふんだんに配合した『matsukiyo エバレッシュB26プレミアム』は欠かせない!
Q4.普段から運動はしていますか?
まったくしていません! 運動のために着替えて準備して汗をかいたらシャワーを浴びて……という一連の流れがとにかく面倒で(笑)。最低限の運動不足解消のために、何らかのアクションのついでに体を動かす程度です。
たとえば朝起きたら体を伸ばすついでに軽いストレッチ、帰宅のついでに一駅分歩く、仕事で空き時間ができたついでにお散歩など、「ちょっと体を動かしておくか」とラフな気持ちでOK。筋肉的な疲労を感じたら、整体で体のバランスを整えてもらっています。
Q5.もっと自分のことを好きになるために、今後挑戦したいことがあれば教えてください!
頑固な冷え体質を改善したいです。冷えが原因で自律神経の乱れや体調不良を起こすことが多く、ありとあらゆる方法を実践して一時的にマシになることはあるのですが、なかなか根本改善には至らなくて。以前、足ツボマッサージを受けたら胃腸の調子が良くなり、数日間は体のポカポカした感じが続いたので、まずは足ツボを習得するのが目標!
常に完璧じゃなくてもOK! ポジティブ変換してみて
「造形や見た目は簡単に変えられないけれど、肌のテクスチャーは手間をかけるほどに洗練されていく」という井上さんの言葉。元々アレルギー性皮膚炎だったという彼女が、さまざま方法を試した結果、今ではコンプレックスだったことがチャームポイントに変わったというお話に、勇気づけられる人も多いのではないでしょうか。
どうしても、持ってないものやできないことに目を向けて落ち込んでしまいがち。しかし、常に完璧な自分でいられなくても、考え方や捉え方次第でポジティブに過ごすことができる、と教えてもらいました。
(協力:井上ハナエ、編集:鈴木麻葉/マイナビウーマン編集部)
※この記事は2023年07月18日に公開されたものです