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ポケットに手を入れる心理とは。手を入れる癖のある男性の特徴と接し方 

熊谷佐知恵(心理カウンセラー)

周囲にポケットに手を入れる癖がある男性はいますか? ポケットに手を入れる心理と男性の特徴について心理カウンセラーの熊谷佐知恵さんに教えてもらいます。

あなたの周りでポケットに手を入れる癖がある男性を見掛けたことはありませんか? 会話中にこのしぐさを見たらなんだか気になってしまいますよね。

相手は無意識かもしれませんが、そこにはさまざまな心理的理由が考えられます。そこで、今回はポケットに手を入れる心理と、そのしぐさを持つ男性の特徴をまとめてみました。

あなたの周囲にいる男性は、なぜポケットに手を入れているのでしょうか。ぜひ、参考にしてみてくださいね。

ポケットに手を入れる心理

まずは、男女問わずポケットに手を入れるしぐさにはどのような心理が隠れているのか見ていきましょう。

(1)不安な気持ちが落ち着く

気持ちが落ち着かず、じっとしていられなくて、無意識にポケットに手を入れてしまったという経験はないでしょうか。

私たちは緊張すると心を落ち着かせたくて、ポケットに手を入れることがあります。温もりや包み込まれるような安心を心理的に求めているのかもしれませんね。

(2)恥ずかしい

周囲から注目される時などに、恥ずかしさからポケットに手を入れることがあります。

隠れたくなるような恥じらいの気持ちをぐっとこらえている時に、ポケットに手を入れることでしのげる気がするのかもしれません。

(3)警戒心を抱いている

ポケットに手を入れる心理には、警戒心が働いている可能性もあります。

手のひらを見せるというのは、相手を信頼しているという意味もあるので、それを隠すようにポケットに入れてしまうのは警戒の表れなのです。

(4)なかなか人に心を開けない

心を開いて人と接することが苦手な人は、よくポケットに手を入れてしまいがちです。

前述したように、手のひらを見せるということは相手に気を許しているということの表れですので、あなたの前でこのしぐさをする人は、まだあなたに心を開けていないのかもしれません。

(5)自分に自信がない

ポケットに手を入れる人は、自分に自信が持てていないのかもしれません。

弱気になって隠れたい気持ちが働き、手をポケットに入れることで必要以上に自分を出さないようにしていると考えられるでしょう。

(6)本心を知られたくない

本心をあまり見せたがらない人も、よくポケットに手を入れる傾向があります。心の内を明かしたくない、表に出したくないという心理が働いているのです。

(7)つまらないと感じている

会話の内容がつまらない時や興味をそそられない時、またはもう飽きた時に無意識にポケットに手を入れることがあります。

自分でも気付いていないかもしれませんが、退屈なのが態度に出てしまうのです。

(8)かっこよく見せたい

ポケットに手を入れる心理には、かっこよく見せたいという気持ちが表れていることもあります。

また、自信を持ちたい時に、ポーズの1つとしてポケットに手を入れたくなる人もいるようです。

ポケットに手を入れる癖がある男性の特徴

ここからは男性に焦点を当てて、ポケットに手を入れる癖がある男性の特徴を挙げてみたいと思います。

(1)人見知り

ポケットに手を入れる男性の特徴の1つに、人見知りであることが挙げられます。人と接する時におどおどしてしまい、つい手を隠してしまうのです。

(2)ナルシスト

ポケットに手を入れるのがかっこいいと思っている男性もいます。

このタイプの特徴は、手全体を入れるのではなく、指が見えていることが多いでしょう。ポケットに手をかける、という言い方が正しいかもしれません。

(3)干渉されたくない

人に干渉されたくない男性も、ポケットに手を入れることが多いでしょう。

会話中にこのしぐさを見たら、「これ以上、踏み込まないで!」という相手からの警戒や拒絶のサインかもしれません。

(4)恥ずかしがり屋

恥ずかしがり屋の男性も、会話中にポケットに手を入れることがあります。体の一部だけでも隠すことで、緊張を和らげているのかもしれません。

また、相手にもっと近づきたい、触れたいなどの衝動を抑える時に、気持ちを落ち着かせようとしている場合もあります。

(5)単なる習慣や癖

鍵やスマホ、お財布などの小物をポケットに入れて持ち歩く習慣がある男性も、手を入れがちです。

このタイプは、無意識ですが、持ち物がちゃんとあるか確かめて心を落ち着かせるというのが癖になっていることも考えられます。

ポケットに手を入れる癖がある男性への接し方

ポケットに手を入れる心理や男性の特徴が分かりましたよね。では、次は、そんな相手にどのように接したらいいのかについて解説します。

(1)しばらく様子を見る

どういう心理でポケットに手を入れているのかは、姿勢や話し方、普段の態度で見分けることができる可能性があります。よく観察し、相手に合った対応をしていきましょう。

(2)相手のペースを尊重する

ポケットに手を入れることが自分の本心をまだ隠しておきたいという気持ちの表れだとしたら、相手が心を開いてくれるまで、ゆっくりと歩み寄れるようにしたいですね。

例えば、あいさつをする時に笑顔で小さく手を振ってみるなど、まずは自分からオープンな姿勢を見せていくことで、相手も徐々に警戒心を解いていくでしょう。

相手のペースを尊重しながら、少しずつ距離を縮めてみてくださいね。

(3)率直に伝えてみる

癖は案外自分では気づきにくいもの。

時と場合によっては、マナー違反なケースもありますから、その時は恥をかかせないように、こっそり指摘してあげると良いかもしれませんね。

ポケットに手を入れる男性心理を理解して歩み寄る姿勢を大切に

緊張する時は手をもじもじさせたり、怒っている時は手をぎゅっと固く握りしめたり……というように、手というのは感情が表出しやすい体の部位ともいえます。

だからこそ、いつの間にか出てしまう感情を他人に見られることを嫌がったり、恐れたり、あるいは、それを気づかれたくなくて手を隠してしまいたくなるのかもしれません。

いずれにしても、ポケットに手を入れる心理には、自分自身を守ろうとする思いが隠されていることが多いです。まずはあなたが心を開いて、優しく歩み寄る姿勢を大切にしてみてくださいね。

(熊谷佐知恵)

※画像はイメージです

※この記事は2023年07月11日に公開されたものです

熊谷佐知恵(心理カウンセラー)

カウンセリングサービス所属 心理カウンセラー。
ピンチはチャンス!! 自己成長の機会となる人生の転機のサポートを得意とし、恋愛、仕事や職場での人間関係、職業選択ほか、自己実現など幅広いジャンルに対応する。カウンセリングでは、日常的でわかりやすいたとえ話を盛り込んだレクチャーとともに、感覚やインスピレーションを活用するハートフルなセラピーとの両面で癒しのプロセスを後押しするのが強み。「一人で悩まずに、もっと早く利用しとけば良かった!」「的確なアドバイスが腑に落ちた」など自分のペースで気づき、変化、成長できると定評である。

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