「お邪魔させていただきます」は正しい敬語? 言い換え表現も紹介
「お邪魔させていただきます」の使い方(例文つき)
ここからは、「お邪魔させていただきます」の使い方を例文と共に見ていきましょう。
(1)訪問の約束をする時
目上の相手への訪問を約束する時、「お邪魔させていただきます」が使えます。
例えば、取引先の会社へ出向く時やお世話になった年長者を訪ねる時などです。
例文
・「それでは○月○日の15時に、貴社へお邪魔させていただきます」
・「当日は私と弊社制作担当の2人でお邪魔させていただきます」
(2)相手のオフィスや自宅に上がる時
「お邪魔させていただきます」は相手のオフィスや自宅に上がる時のあいさつとしても使えます。
「お邪魔します」よりも丁寧に敬意を表現したい時に使うと良いでしょう。
例文
・「本日は打ち合わせのお時間をいただきありがとうございます。お邪魔させていただきます」
・「本日はお招きいただきありがとうございます。お邪魔させていただきます」
「お邪魔させていただきます」を使う時の注意点
「お邪魔させていただきます」は、謙譲語を2種類使った丁寧な言葉です。
そのため、シチュエーションや相手によってはへりくだりすぎた印象を与えることがあるかもしれません。
例えば、普段からフランクに接している取引先や親族などに対して「お邪魔させていただきます」を使うと、丁寧すぎて相手が違和感を覚える可能性も考えられます。
それを避けるため、相手との距離感や立場によってはシンプルに「お邪魔します」を使うと良いでしょう。
▶次のページでは、「お邪魔させていただきます」の言い換え表現を紹介します。