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【第二回】将来、結婚した相手が不倫したらどうすればいい?

【特集】わたしらしい恋の愉しみ方

ひろたかおり(恋愛コラムニスト)

10代や20代前半の頃はドラマや漫画の中の話だった「不倫」が、年を重ねるにつれて身近なところで話を聞く機会があったり、友人が不倫していたりと、本当にあるんだ! と実感することが増えていきませんか? でも、実際に不倫をしたらどうなるのか……その行く末までを聞いた事がある人は少ないかもしれません。今回は弁護士の濵門俊也先生に、不倫について気になる事柄をインタビュー。全3回でお届けします。

裁判中、原告としての心構えとは

ひろたかおり
弁護士から見て、訴訟中の心構えとしてポイントがあれば教えてください。
濵門弁護士
基本、一喜一憂しないことですね。準備書面という被告からの主張が出てくるのですが、そこには“ないこと“が書かれている、原告にとっては、「何で私がこんなことを言われないといけないの」ということも書いてあります。煮詰まってくると人格攻撃みたいな書面になる可能性が高まる事案でもあって。
ひろたかおり
なかには「妻のあなたがしっかりしないから夫は不倫したのだ」と言ってくる人がいますよね。
濵門弁護士
いますね。書かれることはあります。それに気持ちを揺さぶられるわけですけど、一喜一憂していると体がもたないので、こんなことを言ってくるのは当たり前と想定しておいたほうが良い。
ひろたかおり
それが現実なのですね。
濵門弁護士
訴訟をちゃんとやっている一般の方なんていないので。
ひろたかおり
ネガティブなことが起こるのが実際だと想定したうえで、メンタルを保つ努力が必要ですね。
濵門弁護士
弁護士もそう言ってくると思います。私は言いますね。

想像以上に負担がかかるのが訴訟だと心得ること

今回は、夫の不倫相手に慰謝料請求の訴訟を起こす際についてお話を伺いましたが、想像以上にストレスがかかる現実を知りました。

ネックとなる弁護士費用については、法テラスの民事法律扶助制度を利用する手もあるとわかると訴訟へのハードルが下がります。被告である女性がどんな対応をしてくるかは未知であり、正しく思いを主張するためには弁護士の力を借りるのが正解とも思いました。

次回は、マッチングアプリなどで被害に遭いやすい「独身詐欺」について、だまされた場合はどんな対応ができるかを引き続き濵門弁護士に伺います。

(監修:濵門俊也、取材・文:ひろたかおり、イラスト:タテノカズヒロ)

※この記事は2023年01月08日に公開されたものです

ひろたかおり(恋愛コラムニスト) (恋愛コラムニスト)

1977年生まれのライター。主に恋愛系(復縁や不倫、男性心理など)や夫婦問題(コミュニケーションや仮面夫婦など)について書いています。37歳で出産し、一児の母です。人生のモットーは「自分の幸せは自分で決める」。

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