「お手数をおかけして申し訳ございません」の意味は? 使い方を例文で解説
「お手数をおかけして申し訳ございません」の言い換え表現
次に、「お手数をおかけして申し訳ございません」の言い換え表現を紹介します。利用シーンによっては、言い換え表現の方が適している場合も。ぜひ覚えておきましょう。
(1)「ご面倒をおかけして申し訳ございません」
「お手数をおかけして申し訳ございません」の言い換え表現として「ご面倒をおかけして申し訳ございません」は、よく使われる言葉です。
「面倒」は手間がかかる、煩わしいことを指す言葉。自分のために面倒なことをしてもらう必要がある時に最適な言い換え表現です。
(2)「ご迷惑をおかけして申し訳ございません」
「ご迷惑をおかけして申し訳ございません」は相手に不利益を与えたことに対して使用する言い換え表現となります。
これは、相手や取引先企業に対して迷惑をかけてしまった時に使用する謝罪の言葉。「お手数をおかけしますが」のように、依頼の前置きには使用はしません。
(3)「ご負担をおかけして申し訳ございません」
「ご負担をおかけして申し訳ございません」は、相手に重荷を負わせてしまうことに対する謝罪の言葉です。
例えば、電車の遅延や運休、情勢の影響からの値上げタイミングなどで「ご負担をおかけして申し訳ございません」と不特定多数の人に向けた言葉として使われます。
取引先への言い換え表現としても使用できますが、同じ会社の上司には丁寧すぎる印象を持たれることがあるので、気をつけましょう。
「お手数をおかけして申し訳ございません」を正しく使おう
「お手数をおかけして申し訳ございません」は、自分のために相手を行動させてしまう際に謝罪を伝える際に便利な言葉です。
また、謝罪だけでなく何かを依頼する際の配慮としての意味もあるので、正しく使えば良好な人間関係の構築にもつながるでしょう。
相手に迷惑をかけてしまった時は、「お手数をおかけして申し訳ございません」を正しく使用してみてはいかがでしょうか。
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※この記事は2022年11月09日に公開されたものです