「お手数をおかけして申し訳ございません」の意味は? 使い方を例文で解説
「お手数をおかけして申し訳ございません」の注意点
「お手数をおかけして申し訳ございません」は謝罪や依頼の時に便利な言葉。ですが、丁寧な言葉だからといって多用のしすぎには注意しましょう。
ここでは、「お手数をおかけして申し訳ございません」を使う時の注意点を紹介していきます。
(1)後輩や部下には使わない
「お手数をおかけして申し訳ございません」は目上の人や取引先に対して使用するのが一般的。関係性の近い部下や後輩には基本的に使用しません。
かしこまって何かを依頼されると、使われた側は距離を感じてしまいます。
後輩や部下には「忙しい時に申し訳ないけど、〇〇の確認もお願いできるかな?」などフランクに接するようにすると良いでしょう。
(2)ささいな依頼には使用しない
「お手数をおかけして申し訳ございません」は、あまりにささいな謝罪や依頼で多用するのには注意しましょう。
例えば、「お手数をおかけして申し訳ございません、そこの書類を取ってもらえますか」などは少し大げさな印象です。
「お手数をおかけして申し訳ございません」を多用しすぎると、「とりあえず言っているだけかな」と思われてしまうので気をつけましょう。
(3)正しい表現で使用する
謝罪を伝える言葉なので、正しい形で使用することが大切になります。
例えば「お手数をおかけしてすみません」の、「すみません」はビジネスシーンでは失礼にあたる表現と捉える人もいます。
きちんと「お手数をおかけして申し訳ございません」と使うようにしましょう。
参考記事はこちら▼
「すいません」と「すみません」の違い、ビジネスシーンでの言い換え表現について、国語講師の吉田裕子さんに解説してもらいました。
▶次のページでは、「お手数をおかけして申し訳ございません」の言い換え表現を紹介します。